以上の問いにお答えします。
大学生の方がブログを始めるとき、以下のような争点が目に入ります。
まず、中の人の見解とあわせて、争点を3つにまとめておきますね。
大学生がブログを始めるときの争点
- 稼げるのか稼げないのか?
→ 収益化に時間がかかるので稼ぐを目的にすると危うい - どんなスキル(メリット)を得られるのか?
→ 就活につながるスキルが得られる - 何を目指して始めるといいのか?
→ 情報発信する側の思考を目指すとOK
つまり、稼ぐことを目的にブログを始めても半年は時間がかかるので「バイトのほうがマシ→やめちゃう」となりがちです。
ただ、稼げないからやめるというのも、結構もったいなかったりします。
というのも、大学生の方が「情報発信する」立場から物事を考えるうえで、ブログは最適なツールになりえるからです。
「稼ぐ」を目的にブログを始めると続かない
稼ぐことを目的にブログを始めても、すぐに稼げるようにはなりません。
なぜかというと、アクセスが増えるまでに時間がかかるからです。
時給に換算すると100円=最初は稼げない
シンプルに、ブログの更新頻度を月10記事とします。
それで、1記事あたり4時間かかれば、40時間の作業量となりますね。
そして、月に4,000円の収益が発生しているならば「4,000円÷40時間=時給100円」です。
稼ぐまでに時間がかかる原因は「アクセス」
稼ぐまでに時間がかかる原因は、読者さんの「アクセス(ブログを読むという行動)」にあります。
というのも、ブログで紹介する商品・サービスを買うのは、ブログにアクセスしてくれる読者さんです。
であれば、ブログにアクセスしてくれる読者さんが増えないと、収益は発生しない構図になります。
稼ぐならばバイトのほうがいい
したがって、大学生の方がお金を稼ぐなら「バイト」のほうがいい、という結論になります。
例えば、春休み・夏休み期間中の短期バイトだと、時給1,000円超えのお仕事はたくさんあります。
大学生の短期バイト先
- 「マッハバイト」
→ 採用後に最大1万円のお祝い金がもらえます。 - 「アルファリゾート」
→ リゾートバイトなので、光熱費や食費無料で稼げます。
「稼ぐ」以外を目的にブログを始めると、メリットがついてくる
「稼ぐ」ことが目的ならば、大学生の方はバイトのほうが効率的です。
ただ、一般的にバイトのお仕事は店長さんの指示をうけた受動的なものとなります。
これに対して、ブログに即金性を求めずに続けていくと、大学生の方だと次のようなメリットがでてきます。
ブログをするメリット
- 大学のレポートとは違う文章力が身につく
- 情報収集をする姿勢が身につく
- データ分析をする姿勢が身につく
- セルフブランディングの手段になる
- アクセスのあるブログは就活に使える
一言でいえば「自分で考える力(積極的な姿勢)が身につく」ということが、ブログをやる最大のメリットです。
大学のレポートとは違う文章力が身につく
ライティングスキルには次の2種類があります。
ライティングスキル
-
アカデミックライティング
・大学で身につけていく文章術
・正確さ・論理的な文章が求められる -
Webライティング
・ブログ記事などで身につけていく文章術
・正確さ・論理性のうえに、感情的な文章が求められる
大学のレポート・卒論は、学生さんに考える力を身につけてもらうためのものです。
そこでは、正確さや論理性は求められても、感情表現までは求められません。
逆に、ブログ記事や商品広告などに使う文章(Webライティング)は、読み手の感情をゆさぶるところまで求められます。
情報収集をする姿勢が身につく
ブログに限らず、日々の生活のうえで情報収集はとても大事です。
ただ、基本的には面倒くさい作業なので、できればしたくないのが普通の感覚。
でもブログだったら、少なくとも自分のためという実感がともなうので、情報収集の姿勢も積極的になれますよ。
データ分析をする姿勢が身につく
データ分析は、社会人には必要なスキルになってきます。
身近な話だと、バイト先の売上・お客さんの推移といった話でしょうか。
大学生の方であれば、卒論に使う統計資料の分析もあてはまりますね。
セルフブランディングの手段になる
セルフブランディングとは「〇〇といえばこの人」という印象を作り出すことです。
例えば、バイトリーダーやサークルの幹部だったという経験談は、就活でよく使われます。
そのなかで「〇〇のコンテンツでブログを書き、関連キーワードで検索上位を獲得しました」といった話は、良い意味で目立ちます。
というのも、上で話したWebライティング、情報収集、データ分析ができなければ、このような結果は得られないからですね。
アクセスのあるブログは就活に使える
ブログを続けてアクセスが増えてきたら、アクセス数を実績として就活の場で語ることができます。
今日、どのような企業・官公庁でも、Webマーケティングができる人が求められています。
というのも、企業の宣伝方法でオウンドメディア(企業がもつメディアサイト)を運営する重要さが増しているからです。
企業のサイトも、アクセスが伸びなければサイトからの収益は発生しません。
情報発信する立場から考えると、稼げるようになっていく
以上が、稼ぐという発想から離れてブログを続けたときのメリットになります。
つまり、すぐには稼げないので「スキルアップ」や「自分で考える力」を目的にブログを始めるほうがいいわけですね。
そのためブログは、以下のような考えをもっている方におすすめできます。
ブログにおすすめな人
- すぐにお金が必要ではない人
- 時間や場所に縛られたくないと思う人
- 低コストで運営・経営といった視点をみがきたい人
- 就職のためのスキルを身につけたい人
- 就職後の副業として何か用意しておきたい人
こうした考えにたって、メリットで述べた力がつけば、「稼ぐことを目的にブログを始めたい」という当初の願いも叶うようになります。
より具体的には、以下の情報発信する立場から考えるクセがつくと、稼げるようになってきますよ。
役立つ情報発信を目指すクセがつく
ブログのアクセスを増やすには、読者さんにとって役立つ情報を発信することが大事です。
そのために、文章力や情報収集、データ分析などに力を入れるわけですね。
すると「役立つ情報を発信したい→各スキルをみがく→記事に反映させる」、この循環が生まれます。
情報への感度(アンテナ)が⾼くなる
新しいテクノロジーを使いこなす力は、若い世代のほうが強いです。
また、色んなことに興味関心をもつ意欲や、流行をとらえる力も高いっ。
そんな人たちに囲まれているのが大学生の時間なので、自然と情報への感度も高まります。
例を出すと、リアルタイムで聞く大学生活の悩みや、ファッションへの関心などですね。
アフィリエイトで成果がでてくる
記事の質が高まり、アクセスが集まってくると、ブログで紹介する商品・サービスも読んでくれる方が増えます。
商品・サービスに目を通してくれる方が増えると、そこから購入される可能性が高まります。
つまり、これまで述べてきたスキル・考える力をつけていくのが大事です。
すると、アフィリエイトで成果がでてくるわけですね。
もしくは、Google Adsense(アドセンス)のようなクリック報酬型の広告も、ブログによっては効率的に稼げます。
例えば、商品ではなく芸能ネタなどをあつかうトレンドブログだと、アドセンスとの相性もいいですね。
怪しい情報に引っかからない・だまされなくなる
例えば、大学の掲示板やサイト上で「怪しい話にご注意を」といった注意書きを目にします。
一見、誰がだまされるのかと思うわけですが、引っかかる学生さんがいるので張り紙しているのが事実です。
なぜだまされるかというと、他人が発信した情報をうのみにするからです。
ブログで情報発信をしてみよう
以上の通り、情報発信する側の思考にたっていれば、次第にブログで稼げるようになってきます。
まずは、情報発信に挑戦してみようという感じで、気楽にブログを始めてみるといいですよ。
ちなみに今日、Amebaブログのような無料ブログでアフィリエイトをすると、アカウント削除のようなリスクがあります。
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まとめ:ブログは「稼ぐ」以外を目的に始めると、結果がついてくる
以上、大学生はブログを始めるべき?という話を、3つの争点からみてきました。
記事内容をまとめると、
- 「稼ぐ」ことを目的にブログを始めると、続かないので稼げない
- 「稼ぐ」以外を目的にすると、メリットを得つつ続けられる
- 情報発信する思考もつき、アフィリエイトでも成果がでてくる
となります。
「まずは続ける」、この当たり前に聞こえる言葉がブログでは一番大事になります。
というのも、続けることでスキル面でのメリット・情報発信側の考え方を得られて「結果的に稼ぐ」ことに成功するからですね。
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