以上の問いにお答えします。
本記事の内容
1.大学のテスト期間
2.大学のテストは論述式
3.効果的なテスト勉強法
この記事の信頼性
執筆者は院生で、学部生に勉強面のアドバイスをしてきた
学部時、GPA4をキープするためにとった対策を掲載している
大学の期末試験は、テストとレポート課題があって、テスト期間は一斉に発表されます。
加えて、大学の期末テストの基本は論述式になるため、入学したての一年生の方は戸惑うことも多いはず。
大学のテスト期間は7月下旬か2月上旬に集中
大学の期末試験は、授業の最終回が終わったあとの1~2週間、「テスト期間」と呼ばれる時期に集中します。
- 二学期(セメスター制)
- 四学期(クォーター制)
サクッと確認しましょう。
二学期(セメスター制)のスケジュール
二学期制とは、一般的な「前期」と「後期」にわけられたスケジュールです。
前期のテストは7月下旬
前期の授業は4月から7月まで、そして期末テストは7月下旬にあるのが一般的です。
週1回の授業を15コマうけて、この15コマ目に試験概要のアナウンスがあります。
つまり、15コマ目に出席しないと試験内容かわからないので、かならず出席しましょう。
無事に試験が終わると、楽しい夏休みがまっています。
後期のテストは2月上旬
二学期制の後期は、年末年始の冬休みをはさむので、大学によってスケジュールがわかれています。
冬休みのみじかい大学は1月下旬にはテスト期間に入りますが、2月上旬の大学のほうが多いと思います。
やはり、15コマ目に試験概要のアナウンスがあるので、出席を強くオススメします。
四学期(クォーター制)のスケジュール
最近、一年を四学期にわける「クォーター制」を導入する大学が増えています。
- 春学期:4月〜6月上旬
- 夏学期:6月中旬〜8月中旬
- 秋学期:9月下旬〜11月中旬
- 冬学期:11月下旬〜2月中旬
といったスケジュール感です。
授業ペースが大学によって違う
一般的な前期・後期の授業だと、一つの授業を2単位とあつかうことが多いです。
そしてクォーター制をとっている大学でも、授業設計は以下のようにわかれます。
- 週1回×8コマで「1単位」
- 週2回×8コマで「2単位」
二学期制とおなじく、最後の授業の翌週がテスト期間となりますね。
もし、大学が週2回の授業をもうけている場合、短期集中のスケジュールとなります。
当然、授業もハイペースに進んでいくので、勉強についていくのも大変かもしれません。
なので、テストとは別に、一般的な大学の勉強法と時間割の組み方を知っておいたほうがいいですね。
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大学の期末テストの基本は論述式
大学での期末テストは論述式で、穴埋め問題はほとんどありません。
そして論述試験の内容は、おおきく以下の3パターンにわかれます。
- 持ち込み不可
- 持ち込み可(ノート・レジュメ)
- 持ち込み可(教科書)
試験の難易度は、下にいくほど難しくなります。順番にみてみましょう。
パターン1 持ち込み不可の論述試験
持ち込みできない期末テストの場合、元々の授業の難易度があまり高くない傾向があります。
必修科目の場合だと、クラス分けされた英語の授業が典型ですね。
また先ほど「ほとんどない」といった穴埋め問題も、持ち込み不可の試験だと用意されていることが多いです。
つまり、論述の比率がさがるので、高校までとあまり変わらないテスト準備でも、基本的には何とかなります。
パターン2 持ち込み可の論述試験(ノート・レジュメ)
次に簡単なのは、ノート(レジュメ)は持ち込み可という論述試験です。
というのも、講義に出席してノートやメモをきちんととっていれば、その部分から出題されるためですね。
当然、授業に出席していれば平常点が加わりますし、あまり出席してなくてもノートを入手して、おぼえている範囲を復習すれば大丈夫。
パターン3 持ち込み可の論述試験(教科書)
大学では、教科書を持ち込み可としている期末テストが一番むずかしいです。
理由は、出題範囲がメモをとった箇所から教科書1冊分までひろがるからですね。
もちろん15コマ目、期末試験のアナウンスで「教科書のこの範囲からでますよ」と伝えられるかもしれません。
一見簡単そうですが、もし論述試験の出題がただ1問だけ「~について論じよ」となっていたらどうでしょうか。
というのが、教科書を持ち込み可としているテストになるわけですね。
大学の期末テストの勉強法
大学における、論述式の期末テストを攻略する方法は3つあります。
- 過去問を手に入れる
- 丁寧なノート・レジュメを入手する
- 教科書を効率的におさえる
簡単な順にみていきましょう。
勉強法1 過去問を手に入れる
大学の授業によっては、その期末テストの過去問があります。
例えば、教員が「過去問があるので、それを入手すればOK」とアナウンスしていることもあったりします。
つまり、過去問が出回っている授業の場合、テスト問題にも変化はないので、それを手に入れるのが最大の対策です。
過去問の入手先
- 自分の知りあいの先輩
- 友人の知りあいの先輩
- サークル・部活動仲間
過去に授業をうけた学生、もしくは仲間内で継承されている可能性が高いわけですね。
勉強法2 ノート・レジュメを入手する
ノート・レジュメが持ち込み可の期末テストは、それらの入手が重要です。
授業ノートの入手先
- 自分
- 友人、サークル仲間
- 同じ授業をうけている学生
まず、自分で授業ノート・レジュメへのメモをとるのは大前提です。
なぜかといえば、授業を一人でうけている場合は自分のノートが頼みの綱ですし、友人と一緒ならばシェアして内容をおぎなうためです。
もし、一人で授業をうけていてノートやメモ内容に自信がない場合は、同じ授業をうけている学生さんに頼むのも一つの手です。
その際は「わからないところを教えて」と聞けば、ノート、レジュメを手にとりつつ、丁寧に教えてくれるでしょう。
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勉強法3 教科書を効率的におさえる
教科書を持ち込み可にするテストが一番むずかしいので、効率的におさえましょう。
効率化をはかる方法では、以下の3ステップが有効です。
- 教科書の目星をつける
- 教員の著書・論文をおさえる
- 友達とのチーム戦でいどむ
ステップ1 教科書の目星をつける
事前に、授業ノート・メモと教科書をつきあわせて、でそうな範囲の目星をつけましょう。
というのも、教科書持ち込み可のテストは、教科書の内容を矛盾なくつなげて答えるのが最大のポイントです。
そのため、授業で使った範囲はどのページか、授業タイトルにあった議論はどのページか下調べして、試験ですぐに使えるようにしておきましょう。
ステップ2 教員の著書・論文をおさえる
大学の授業は専門的になるほど、各教員が得意とする話、つまり教員の著書や論文が反映されていきます。
そのため、教員の著書や論文を読むことは、有効な期末試験対策になりえます。
大学に所属する教員の著作は、大半が大学図書館におさめられているので、そこで入手します。
このとき、ステップ1で目星をつけた教科書の範囲と教員の著作をつきあわせると、範囲をよりしぼれて、授業内容もわかるようになります。
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【文系向け】レポート用参考文献の探し方のコツ【検索サイト】
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ステップ3 友達とのチーム戦でいどむ
繰り返しますが、大学の授業をうけるうえで、友達とのチーム戦はとても重要になってきます。
チーム戦の有効性は、過去問の入手や授業ノートの共有のほか、教科書持ち込みの期末テストでも発揮されます。
というのも、友達とわからないところをアウトプットしあうことで、理解も深まっていくからですね。
友達と勉強する過程で、どうすれば教科書の内容を矛盾なくつなげていけるのか、という点を考えていければベストです。
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まとめ:大学の期末テストのコツを知っておこう
今回は、大学のテスト期間の仕組みや効果的な勉強法についてお話ししてきました。
記事内容をまとめると、
- 一年生は、大学のスケジュール感になれる
- 教科書持ち込み可の期末テストが一番むずかしい
- テスト勉強に効果的なのは、友達とのチーム戦
となります。
大学における論述テストの持ち込み可がもつ意味と、友達とのチーム戦さえおさえておけば、テストの難易度は一気にさがります。
▼この記事は「大学の勉強についていけない学生に向けたロードマップ」の第15回です▼
第10回
大学でのレジュメ(配布資料)の作り方
第11回
卒論まで使えるパワーポイントの作り方
ブレイクタイム3
大学生ならもっておきたいクレジットカード
第12回
書評(読書)レポートの書き方
第13回
レポートの参考文献の探し方
第14回
レポートの参考文献・引用の書き方
第15回
大学での期末試験の種類とコツ(この回)
ブレイクタイム4
大学生の海外旅行で準備すべきもの
▼前半パート「充実した大学生活を送るためのロードマップ・準備編」はこちら▼
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【一年生必見】大学生活を充実させるためのロードマップ【7ステップ】
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