大学生だけど、勉強のやる気が出ない…どうすればいい?
こんな疑問にお答えします。
大学生になると「やる気が出ない」という感情によく襲われます。
とくに勉強へのやる気を失う学生さんは多く、「何もしたくない」と踏ん張れないこともしばしば。
そこで今回は、サクッとやる気を出す方法と、根っこのモチベーションを上げる方法をご紹介です。
すぐ解決な人もいれば、少し時間のかかる人もいますよ。
大学での無気力感が強い方は、以下の記事もご参照ください。
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大学生の無気力症候群とは?かかった状態と改善策を伝授!|スチューデント・アパシー
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大学生の勉強のやる気が出ない原因とは?
まず、大学生になってから勉強へのやる気が出ないのはなぜでしょうか。
シンプルに、大学の「自由に学ぶ場」という性質を考えると、3つの原因が浮かんできますよ。
大学の勉強でやる気が出ない原因
- 大学受験に代わる目標がない
- 自学自習なので勉強への強制力がない
- 勉強以外のことに熱中する
一言でいえば「自由すぎて何したらいいのかわからない」と混乱した結果、招かれる事態だといえます。
とりあえず状況を整理してみましょうっ。
受験から解放されて目標を失ってしまう
大学新入生の方によくあるのが「受験から解放されて目標を失ってしまう」というもの。
通常だと、高校までは偏差値が高い、または受かりそうな大学に入る、といったプランがあります。
そして、入学試験に合格することが目標となって、受験勉強のやる気が維持されてきました。
ただ、いったん合格・入学してしまうと、この目標はなくなってしまいます。
このとき「看護師になるために看護学科に入った」などの大目標があれば、次はそれに向かって勉強できるでしょう。
しかし、大学に入るのが目標だった場合は、勉強する意味がわからなくなり、やる気が出ないという事態につながるわけですね。
大学の勉強は自学自習が基本で、強制力がない
また、大学での勉強は自学自習が基本で、勉強への強制力がないのも、高校までとは違うところ。
高校までだと、学校・予備校の先生らも応援してくれて、それがやる気につながったかと思います。
反面、大学教員の場合は、1年次の基礎演習やゼミの担当学生を気にかけるくらいが一般的。
そのため、多数の学生が履修する授業で、一人一人の理解度まで気にかけてはくれません。
専門的な授業を提供するのが大学教員で、そこから何を学ぶのかは学生さんのやる気次第という仕組みです。
聖書には「求めよさらば与えられん」なる言葉が。
大学生の勉強姿勢を的確に表現していますよ。
中高よりも自由で、勉強以外にもやることが多い
加えて、大学という場の最大の特徴は、中高よりも圧倒的に自由度が高いこと。
サークル活動、アルバイト、人によっては起業など、勉強以外の選択肢がたくさん出てきますよ。
勉強の意義を見失った大学生の方は、こうした新しい活動に目移りしてしまいがち。
そうすると、大学の授業は何のために受けるのかと、勉強へのやる気も出なくなってしまいます。
とはいえ、他の活動に熱中して勉強を放置していると、落単のみならず、留年の危機が迫ることも。
そのため、日々を充実させる活動をしながら、そこそこでOKなので勉強にも気が向けばいい感じですね。
そこで、勉強のやる気スイッチを押す必要が出てきます。
気楽に押せる方法を探してみましょう。
サクッと勉強へのやる気を出す方法
「何もしたくない…」という方は、まずは少しだけでいいので、気分をあげていきましょう。
大学生の方が、サクッと勉強へのやる気を出す方法をまとめると、以下となります。
大学の勉強でやる気を出す方法
- ひとまず勉強する目標を立てる
- カフェや図書館を利用する
- スマホ・SNSから離れる
- リラックスできる環境を作る
- 友達と一緒に勉強する
シンプルながら、効果はバツグン。
全部やらなくてもOKです、まずはできそうなところからっ。
ひとまず勉強する目標を立てる
まずは、大きな目標ではなく、さしあたり勉強が必要なところだけを狙うのがコツです。
というのも、必要性が高いとわかっていることならば、重い腰もあげやすいからですね。
例えば、次のような目標と理由は、勉強へのやる気を引き出すきっかけになるでしょう。
まずは小さなことからコツコツと。
カフェや図書館を利用する
大学近くのカフェや大学の図書館は、やる気スイッチがオンになりやすい環境といえます。
というのも、これらの場には勉強のために来ている人も多く、触発されるからですね。
また、営業時間(滞在可能な時間)も決まっているので「ここまでは終わらせよう」という気持ちにもなれますよ。
これが自宅の部屋だと、ついテレビやスマホをみてしまい、ダラダラと時間を使ってしまいがち。
そうすると「今日もできなかったなぁ」という無力感が高まり、やる気をなくす要因になってしまいます。
お気に入りの場がみつかれば、日々の励みにもなりますよ。
テレビ・スマホから離れる
今書いたように、ダラダラと続けてしまいがちなのが、テレビやスマホの視聴となります。
Youtubeを続けてみてしまったり、Twitterのトレンドをリアルタイムで追うなど、キリがありません。
そのため、勉強のあいだだけでも離れた環境を作ると、集中して取り組むことができますよ。
例えば、手元にリモコンを置かない、スマホを隣の部屋に置いておくなど。
いわゆる「20秒ルール(元ネタ『幸福優位7つの法則』)」を意識すれば、離れた環境を作りやすくなるはず。
とはいえ、やる気がないのを通り越して、勉強が苦痛に感じるような状態だと、こうした気分転換は必要ですよ。
無理をしないのが一番大事です。
苦痛かもという方は、次の記事もご参照ください。
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大学生の無気力症候群とは?かかった状態と改善策を伝授!|スチューデント・アパシー
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リラックスできる環境を作る
自分にとってリラックスできる環境も、勉強のやる気を出すのに効果的。
心地よさは、物事をプラスに考えていく、あるいは集中力を高める土台となるためですね。
簡単なところだと、お風呂の時間をゆったり過ごしたり、ストレッチをしてみたりでしょうか。
心地よいひと時を過ごしたあとは「さて、やろう」という気持ちになって、勉強に取り組むことができるはず。
より実用的な手段として、定評がある・今流行りのリラックスグッズを使う方法もあります。
例えば、次のようなグッズですね。
CBDだと、寝る前に食べてスッキリ翌朝という使い方も。
友達と一緒に勉強する
勉強のやる気が出ないときは、大学の友達と一緒にやるのも定番ですね。
オンライン授業の乗り切り方や、テスト勉強の記事などにも書きましたが、大学の授業はチーム戦が基本。
というのも、単位の選び方や授業内容・過去問まで、チームで情報を共有するほど有利だからです。
この記事の文脈だと、やる気を出すように励まし合うのがチーム戦の意義になるでしょう。
テストや課題を面倒だと思うのは人の性なので、お互いに協力して乗り切っていくことが大事になりますよ。
また、一人だと勉強につまって単位を落とすことも。
友達と一緒だと、落単の可能性もグッと減るはずっ。
勉強へのモチベーションを継続させる方法
大学の勉強に対して、自分なりのやる気スイッチを見つけたら、次はやる気の維持を狙いましょう。
以下、勉強へのモチベーションを継続させる3つの方法となります。
モチベーションを維持する方法
- 大学で勉強する理由を立てる
- 短期的な目標を設定していく
- 日々のルーティーンを作る
目標がないと、やる気が出ないのも当然っ。
そこで、大きな目標から順に考えるといい感じです。
出口戦略(大学で勉強する理由)を立てる
勉強に限らず、目標がなかったり曖昧だったりすると、やる気も出にくいもの。
例えば、大学新入生の方だと、受験に代わる目標がなくてやる気喪失というケースが多いです。
こうした場合、あらためて大学で勉強する理由を立てる必要が出てきます。
看護師や学校の先生など、将来のお仕事のために勉強する事例は、出口(卒業)とのつながりがわかりやすいですね。
「具体的なイメージがわかない…」という方は、お仕事を探してみるところからはじめてみましょう。
ベネッセのオファー型就活サービス【dodaキャンパス】だと、オンライン講座も充実しています。
気軽に参加してみるなかで、自分にあったお仕事がみつかるかもしれませんよ。
もちろん、焦らずでいいので、じっくり探しましょう。
目標=出口戦略がみえれば、あとは実践あるのみっ。
一度にやろうとせず、短期的な目標を設定する
大きな目標ができたら、目標達成の過程として、やることがたくさん出てくるかと思います。
とはいえ、一度にやろうとすると、あまりに手いっぱいになって疲れてしまうのがオチ。
そこで、今できることを短期的な目標にして、コツコツ積み上げていくのが大事になってきます。
教員など、大学で目指せる資格を例に出すと、1年次に取れる単位は1年に取る、といった話ですね。
短期の目標を達成できたら、その都度、自分をいたわってあげると、よりモチベーションも維持しやすくなりますよ。
テストやレポートの完了が、一つの目安でしょうか。
中の人は、ゲーマーズの予約商品を買ったりしますね。
大学生活の中でルーティーンを作っておく
大学生活のなかで、長期・短期の目標を達成していくためには、日々のルーティーン作りも大事です。
わかりやすい例でいくと、遅起きと夜更かしをしない、といった生活習慣ですね。
二日酔いで昼に起きる生活と、早起きして朝の日光を浴びる生活だと、後者のほうが気分爽快な日々のはず。
例えば、上述の「勉強へのやる気を出す方法」の一つでもルーティーン化できれば、やる気の低下を防げますよ。
以下、サクッとやる気を出す方法を再確認です。
大学の勉強でやる気を出す方法
- ひとまず勉強する目標を立てる
- カフェや図書館を利用する
- スマホ・SNSから離れる
- リラックスできる環境を作る
- 友達と一緒に勉強する
勉強のやる気が出ないときもあるのが普通
ここまで、大学生の方向けに、勉強のやる気が出ない原因とその対策をお話ししてきました。
記事をまとめると、
となります。
長い大学生活、やる気が出ないシーンは出てきますし、誰しも目標をもっているわけではありません。
むしろ、入学当初から目標があって、モチベーションを維持している大学生のほうが珍しいといっていいでしょう。
そのため「やる気出ないな」と感じたときは、無理して気分を落とさないようにするのが大事になりますよ。
軽めの症状であれば、本記事でご紹介した、サクッとやる気を出す方法で対応可です。
とはいえ、冒頭でふれたように、サクッと解決する人もいれば、そうじゃない人もいます。
無気力症候群の学生さんは典型的な例ですね。
自分の感覚にあわせて、対処法を考えましょう。
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大学生の無気力症候群とは?かかった状態と改善策を伝授!|スチューデント・アパシー
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