
以上の疑問にお答えします。
本記事の内容
- テーマの決め方の基準
- 大まかなテーマの決め方
- テーマが決まらないときの見つけ方
卒業論文のテーマが決まらないとは、大学生にとっては留年にもつながる大問題です。
でも、卒論で何書けばいいのかわからないし、そもそもテーマの見つけ方がわからない、こんな悩みを中の人も抱えていました。


卒論のテーマが決まらないのはなぜか?
卒論のテーマが決まらない主な要因は、以下の2つです。
- 興味がわかないのでテーマも決まらない
- 興味があるぶん「独自性」にこだわる
以下で、この2つを解決していきましょう~。
興味がわかないのでテーマが決まらないケース
興味がわかないことに取り組める人は少数ですし、卒論も例外ではありません。
例えば、3年前期のゼミは、テーマ探しのための時間です。
ただ、ここでなかなか興味のわくテーマがみつからない、という学生さんは多いはず。
たいていの場合、興味のわくテーマに出会わない理由は、テーマ探しの範囲が広すぎることです。
とくに「卒論にみあった話を探そう」などと考えだすと、かえって見つからない状況になってしまいます。
そして、先生や友達、先輩のアドバイスのままにテーマを設定すると、やりたいことと違う、という気持ちが強くなって書けなくなりますね…。
そのため、興味がわかないケースの対策は、自分が興味のわくことに範囲をしぼって探すことです。


独自性を考えてテーマが決まらないケース
逆に「このテーマは自分しか書けない!」と、独自性にこだわって決まらないケースもあります。
独自性はあるのにテーマが決まらない要因は、卒論(論文という文章)に適さない内容だからです。
例えば「VODに関わる人のインタビューを卒論で書きたい」としても、ツテがなければ当然書けません。
また「6G通信の時代にVODはどうなるか」と想定しても、6G通信の先行研究がないので卒論のテーマにはできません。。
そのため、この場合だと、先行研究が確実にあるテーマにしぼるというのが解決策になりますね。

テーマの決め方はシンプルに2つだけ
テーマが決まらない要因は「興味がわかない」「独自性にこだわる」の2つでした。
そのため、この2つを避けてテーマの決め方を示すと、以下のシンプルな内容になります。
- 自分の好きなことをテーマにする
- 自分にとっての簡単なテーマを選ぶ
シンプルイズベストな理由を、次にみてみましょう。
自分の好きなことをテーマにする
まず、自分の好きな(興味がわく)ことがテーマじゃないと、根本的なところでデメリットがでてきます。
好きをテーマにしないデメリット
調べることに手を抜きがち
書きづらいところを放置しがち
ところどころでイライラする
ぶっちゃけモチベーションたもてない
ただでさえ就活で忙しい時期に書くのが卒論です。
書いてるうちにストレスがたまると「やらね」ってなるのはむしろ当然。
とはいえ、やらないことには進まないのも事実です。
そのため、せめて好きなことを卒論のテーマにしておけば、最低限の書くモチベーションを維持できますよ。


自分にとっての簡単なテーマを選ぶ
もう一つ、自分にとっての簡単なテーマをえらぶ、という点も大事になってきます。
自分にとっての簡単なテーマとは、例えば次のような感じです。
自分にとっての簡単なテーマ
実家のある自治体のまちづくり
好きなアニメの聖地巡礼と観光効果
自分になじみがある慣習の昔と今
使い慣れたサービスが展開する経営戦略
などなど、まず自分にとって身近なものだと、調べやすくて要所もおさえやすいです。
そのうえで「自分はこう思う」という視点から、リサーチクエスチョン(卒論の問いかけの部分)がたつので、独自性もあります。


テーマが決まらないときの見つけ方4選
以上の大まかなテーマも決まらないときは、次の見つけ方があります。
卒論テーマの見つけ方
教員・院生に相談する
先行研究を読む
ニュース・時事ネタを探す
興味関心・趣味を深掘りする
「自分の好きなこと」と「自分にとっての簡単さ」の2点を忘れずに、テーマの見つけ方を活用しましょう。
指導教員に相談する
一番確実なのは、ゼミの指導教員に卒論のテーマを相談することです。
というのも、卒論の合否は指導教員次第だからですね。
また、ゼミにはゼミのやり方があるので、そうしたルールを知っておくうえでも大事です。
もしゼミに所属していないなら、相性がよさそうと感じた教員に連絡してみるといいですよ。
オフィスアワーを利用すれば、きちんと時間をとって対応してくれます。
いずれにしても、興味があるものだけは伝えておかないと、興味がないテーマに脱線するかもなので注意が必要っ。


>> まずは無料登録 スキルのオンラインマーケット【ココナラ】
無料登録後にサービスを利用できます。
出品者によっては1,000円から依頼できます。
本や論文を読む
本を読んだり、論文検索サイトで先行研究を読んでいくのは、テーマ決めの定番です。
例えば、以下のサイトに大学からアクセスすると、自宅からだと有料の論文も読めます。
- 「Cinii」論文・本の検索はこちらから
- 「J-STAGE」論文の入手先として一番有効
- 「Google Scholar」オンライン上の論文ならココ


-
【文系向け】レポート用参考文献の探し方のコツ【検索サイト】
続きを見る
ニュース・時事ネタを探す
ニュースや時事ネタからテーマを探すのもアリです。
というのも、話題性がある現象をあつかうだけで、テーマの独自性をうちだせるからですね。
ニュースや時事ネタ
- テレビ番組
- 新聞
- 雑誌
- ネットニュース
新聞やネットニュースはもちろん、テレビ番組もネット配信の時代です。
雑誌も、読み放題サービスがあればネットで完結するので便利ですね。
あると便利なサービス
「TVer」
→ キー局によるテレビ番組の配信サービス
「Amazon Student」
→ 月額250円で雑誌の読み放題サービスあり


興味関心のあること・趣味を深掘りする
興味関心のあることや趣味を深掘りするのも、テーマを選ぶための基本戦術です。
音楽や映画が好きなら、アーティストや俳優・作品の歴史を調べてみる。
動画配信サービスを使っているなら、複数のサービスを試してみる。
読書が好きなら、紙の本と電子書籍を比べてみる。
といった感じでしょうか。
ただ、どれもよくあるテーマなので、取り組んでいる人はたくさんいます。
そのため、似たような論文も多いのです。。
でも、そこから卒論のテーマをしぼる作業は、自分一人でやる必要はないですよ。


まとめ:自分の興味にそった自分にとって簡単なテーマ選びをしよう
今回は、卒論のテーマが決まらない人向けに、簡単なテーマの決め方をお話してきました。
記事内容をまとめると、
- テーマが決まらないのは興味と独自性の問題
- テーマは興味と自分にとっての簡単さで決める
- テーマが決まらないときは人に頼ってOK
となります。
卒論は書くことが大事なので、書きやすい環境をととのえるのが一番重要になります。
この書きやすい環境をととのえるために、自分の興味にそった自分にとって簡単なテーマを選ぶわけですね。


「ココナラ」卒論テーマの相談相手を探すならココ
「Cinii」論文・本の検索はこちらから
「J-STAGE」論文の入手先として一番有効
「Google Scholar」オンライン上の論文を網羅
「TVer」キー局によるテレビ番組の配信サービス
「Amazon Student」雑誌の読み放題サービスあり