
以上の疑問にお答えします。
本記事の内容
- 大学で単位を落とす学生の割合
- 単位を落とすとどうなるのか
- 単位を落とした後にやるべきこと
大学の期末に「単位を落とすなんて…」と気分を暗くする大学生の方は一定数います。
落としたぶんだけ不安が強まり、さらには「単位落とす=大学で留年」とあせる学生さんも。
ただ、単位を落としても、次の学期にカバーできればまったく問題ありません。


大学で単位を落とす学生の割合
まず、大学で単位を落とす学生さんがどれほどいるのかをみてみましょう。
⼤学の単位を落とす⼤学⽣は25.9%
例えば、就活大手のマイナビが、社会人男女を対象に行った調査は参考になります。
引用すると「大学時代、単位を落としたことはありますか?」という質問で、回答は以下の通りです。


なぜ単位を落とすことになったのか?
マイナビは、なぜ単位を落とすことになったのかを4つの理由にわけています。
学生さんのお話を聞くなかで感じた話もふまえて整理すると、次のようになるでしょう。
単位を落とす4つの理由
- テストで勉強不足だった
- 期末レポートがダメだった
- 出席日数が足りなかった
- 教員との相性がよくなかった
そして、そもそもの原因はテスト・レポートへの油断や遊びすぎ、サークル・部活動やアルバイトのやりすぎとなるようです。
ただ、それ以外にも単位を落とす学生さんには、いくつかの共通点があります。
単位を落とす大学生の共通点
単位を落とす大学生の共通点は、おおむね以下となります。
単位を落とす大学生
- 落単になれた上級生
- なれてないけど楽観的な学生
- 他の学生さんとの接点が少ない人
楽観的な学生さんは、一番上の落単になれる上級生になる可能性があるので注意しましょう。
ただ別の意味で、他の学生さんとの接点が少ない学生さんも注意が必要です。
というのも、大学生活をするうえで、学生同士で共有されている情報が入ってこないのは不利だからですね。

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単位を落とすとどうなるのか
単位を落とすと、シンプルに翌学期からの負担が増えます。
ただ、単位を落としたあとの負担は、落とした単位の科目によって変わってきますよ。


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必修科目を落とした場合
必修科目とは、卒業までに必ず修めるべき科目になります。
例えば、1年次の英語や基礎ゼミなどがあてはまりますね。
そのため、必修科目の単位を落とすと、同じ授業の再履修が必要になります。
そして、必修科目を落として一番困るケースは、翌年に取る予定の必修科目と時間割が重なることです。


選択必修科目を落とした場合
選択必修科目は、必修だけれども授業の選択はできるという科目になります。

必修なので、単位を取る必要はあります。
ただ、別の科目にできるぶん、必修よりは負担は少なめですよ。
自由科目を落とした場合
自由科目は、必修じゃないので自由にえらんでね、という科目になります。
自由なので、難しい・相性がいまいちと感じた授業はえらばなくてOKです。
そのため、単位を落としたあとの負担が一番少ないのが、自由科目なわけですね。


単位を落とした後にやるべきこと
実際に単位を落としたかどうかは、成績発表までわかりません。
ただ、答案用紙を数行しか書けなかったなど、体感的にはわかるはず。
そのため、落単の危機を感じたならば、まずは「落とすかもしれない単位」がどれだけあるか確認しましょう。
単位を落としたら「すぐに」やるべきこと
まず大事なのは、当期でどれだけの単位を落としそうか、ということの確認です。
繰り返すと、単位を落としたぶんだけ来期以降の負担が増えるからですね。
そして、単位数とともに「必修科目かどうか」も大事になります。


留年・進級にかかわらない単位はどうするか
結論、終わったこととしてあまり気にしないのが一番です。
そして、翌学期にあらためて単位が取れそうな授業をえらべばOKです。
ただ、なぜ単位を落とすことになったのか、という点は考えていいかもしれません。
というのも「友人がいなかった」「時間割を詰めすぎた」といった原因がわかれば、次にいかせるからですね。

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留年・進級にかかわりそうな単位はどうするか
留年や進級にかかわる単位を落とした場合は、少し計画が必要です。
というのも、先述したように授業の時間割は重なることがあるからですね。
もし、今期に落とした必修科目の授業と、翌年に取る予定だった授業が重なるようならば要注意です。
大学2年生までに取る授業が3年にずれると、就活のはじまりもあって、プレッシャーは一気に増しますよ。。

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単位を落とす前にやれることがある?
授業のテスト・レポートに自信がなく「このままだと単位落とす…」と思うケースも想定できます。
期末テストの場合ならば、うけた直後であれば学生さんに打つ手はありますよ。
授業の担当教員に相談する
期末テスト・レポートともに、最終的に教員が成績を登録するまでには時間があります。
そのため「この授業の単位は落とす…」と思った時点で、まずは授業の担当教員に相談してみましょう。
具体的には、追加課題・再試験などの救済処置をお願いするわけですね。
もちろん、留年がかかっている、体調が悪く勉強できなかった、などの理由は必要です。
シラバス・履修要項から制度をさがす
大学によっては再試験・授業以外の時間を利用した単位認定などを、シラバス・履修要項に記載している場合もあります。
というのも、例えば進級できない学生・留年する学生が多くなると、大学の評価は落ちます。
評価が落ちると大学側も困るので、制度として救済措置をもうけている場合があるわけですね。


まとめ:単位を落とすことはよくあるので、あまり気にしなくてOK
今回は、大学の単位を落とすとどうなるのかについて、その後にやるべきこともあわせてお話してきました。
記事内容をまとめると、
- 大学で単位を落とす割合は25%強
- 落とす単位によって対策も変わる
- 必修科目を落としたときは要対策
となります。
ただ、大学生の4分の1は単位を落とすというデータもあるので、よくある話といえますよ。
そのため、あまり気にしないでOKです。
ただ、必修科目の単位だけは、落とし続けると留年にもつながるので要対策です。


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