
以上の問いにお答えします。
本記事の内容
- レポート表紙の書き方:レイアウト
- 手書きの表紙とワードの表紙:画像解説
- 手書きのレポート表紙のメリット・デメリット
この記事の信頼性
執筆者は文系院生で、レポート・報告書の添削歴も豊富
補助業務にたずさわるなかで、1000本以上のレポートを読んできた
大学のレポート課題がでたとき「表紙を手書きにして大丈夫かな」と悩む学生さんがいます。
というのも、大学でのレポート表紙といったとき、基本的にはワードでの書き方、作り方を指すからですね。
ただ結論、レポートの表紙の書き方は、レイアウトが整っていれば手書きでもワードでも大丈夫です。


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大学でのレポート表紙の書き方:レイアウト
一般的に、レポートには表紙をつける必要があります。
そのため、ここでは「レポートの表紙に必要な項目」と「レポート表紙のレイアウト」の書き方を解説します。
ちなみに、横書き・縦書きのどちらでも、レポートの表紙の書き方には共通点があります。
表紙の共通点とは、「何が書かれているのか」と「誰が書いたのか」をしめすということですね。
レポートの表紙に必要な項目
レポートの表紙に必要な項目は以下の8つです。
レポート表紙に書く項目
- 提出年月日
- レポート題目
- 講義名
- 担当教員
- 学部
- 学科
- 学籍番号
- 氏名
この氏名や学籍番号・提出日など、レポートの表紙に必要な項目は、学生がレポートを提出したかどうかを判断する項目になるので、書き忘れないようにしましょう。

レポート表紙のレイアウト
レポートの表紙は、大まかにですが共通のレイアウトがあります。
ただ、縦書き・横書きでは書き方が違うので、この違いを確認しましょう。
横書きのレポート表紙
横書きのレポート表紙で多いのは、以下の書き方です。
レポート表紙レイアウト・横書き
表紙の右上に「提出年月日」
表紙の真ん中に「レポート題目」
表紙の右下に「講義名」「担当教員」「学部」「学科」「学籍番号」「氏名」

縦書きのレポート表紙
縦書きのレポートに、表紙をつけることはあまりないです。
あるとすれば、以下のレイアウトになりますね。
レポート表紙レイアウト・縦書き
表紙の右上に「提出年月日」、右下に「講義名」「担当教員」
表紙の真ん中に「レポート題目」
表紙の左下に「学部」「学科」「学籍番号」「氏名」
学位論文(卒論・修論・博論)のときに、縦書きの表紙を作っている大学は多いです。
「表紙なし」のレポートのレイアウト
まれに「表紙なし」とアナウンスされるレポートもあります。
その場合は、タイトルから書き始めて大丈夫です。
ただ、表紙なしのレポートでも「提出したかどうかを判断する項目」は記入すべきです。
レポート表紙なしで書く項目
- 提出年月日
- 講義名
- 担当教員
- 学部
- 学科
- 学籍番号
- 氏名
結果、上の項目をレポートの余白部分に書きこみます。
つまり、表紙なしとありの書き方はそれほど変わらないわけですね。。
手書きの表紙とワードの表紙:画像で解説
以上のレイアウトを整えていれば、レポートの表紙は手書きでも大丈夫です。
とはいえ、教員から「レポートはワードで作ってね」とアナウンスされることもしばしば。


レポート表紙の例1:手書き
手書きの表紙だと、以下のような書き方になります。
横書きのレポート表紙
タイトルは大きめに書き、副題は横線でくくるのがポイントです。
大学のレポートはA4サイズが一般的なので、罫線入りのA4ノートを使うのがオススメですよ。
縦書きのレポート表紙
あえて縦書きでレポート表紙を作るなら、上のかたちになりますね。
もし、縦書きのレポートに表紙をつけるアナウンスがあった場合は、教員に確認するのが無難です。
レポート表紙の例2:ワード
ワードのレポート表紙だと、以下のような書き方になります。
横書きのレポート表紙
手書きとほとんど変わらないですね。
文字の大きさをしめすフォントサイズは、タイトル以外は「11」、タイトルは「16」にしています。
ワードのフォントサイズは「10.5~11」が基本ですが、タイトルはもっと大きく設定しても大丈夫です。
縦書きのレポート表紙
フォントサイズは横書きと同じで、あえて縦書きで表紙を作るならばこうなるという見本です。

レポート表紙の例3:表紙なし
レポート表紙がない場合は、以下のような書き方になります。
横書きのレポートで「表紙なし」はまずないのですが、縦書きの場合は「原稿用紙」の書き方を指定される可能性があります。
横書きのレポート表紙
手書きだとノートの余白になりますが、ワードだと「ヘッダー」と呼ばれる部分に、表紙代わりの情報を書きます。
縦書きのレポート表紙(原稿用紙)
国文・古典文学といった領域であれば、原稿用紙(縦書き)の書き方もありえます。
この場合は、原稿用紙の書き方にしたがえば大丈夫ですね。
手書きのレポート表紙:メリットとデメリット
レポートの表紙は、レイアウトが整っていれば手書きでも大丈夫です。
とはいえ、手書きではなくワードを使うことがすすめられるには、手書きのデメリットもあるからです。
そこで、手書きでレポートの表紙を作るメリットとデメリットを紹介します。
手書きのレポート表紙:メリット
手書きで作るメリットは、何といっても「気軽」だということです。
レポートの表紙に書く8項目とレイアウトがわかっていれば、どこでも書けるからですね。

手書きのレポート表紙:デメリット
対して、手書きで作るデメリットは2つあります。
- ワードの表紙とくらべて、見栄えがよくない
- 以前のレポート表紙をテンプレート化できない
順に解説しますね。
ワードの表紙とくらべて見栄えがよくない
手書きのメリットは気軽さですが、読む側は「気軽に作ってるなぁ」と感じているかもしれません。
というのも、手書きの表紙に使うノートだと、切り離した、破ったあとなどが目立つからですね。
また、消しゴム跡や消している途中でついたであろう折れなども、見栄えにはよくない要素になります。
そして重要なのは、キレイな手書きの表紙があっても、全体的には上のような見栄えのよくないレポートに埋もれることです。

以前のレポート表紙をテンプレート化できない
もう一つのデメリットは、以前に書いたレポートの表紙をテンプレート化できないことです。
ワードで表紙を作っていると、PCにデータが残るので、以前に作ったレポートのデータがたまっていきます。
そうすると、レポート表紙もサクッと書けて、自分の文章構成や表現も残ります。
そして、文章構成や表現が残ると、別のレポートを書くときの参考にもなるわけですね。

まとめ:レポート表紙は手書きでもOK、ただワードのほうが望ましい
今回は、大学のレポートの表紙の書き方について、手書き・ワード両方の画像も使いつつお話ししてきました。
記事内容をまとめると、
- レポートの表紙は項目とレイアウトが大事
- 表紙の書き方は項目とレイアウトが整っていればOK
- 手書きはデメリットが目立つのでワードが望ましい
となります。
繰り返すと、大学のレポートの表紙の書き方は、項目とレイアウトが整っていれば、別に手書きでもワードでも大丈夫です。
とはいえ、レポートの表紙は最初に読まれる部分なので、読み手に良い印象をあたえられるほうがいいですね。


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