
以上の問いにお答えします。
本記事の内容
1.大学でのレジュメの作り方の基本
2.Wordで作るレジュメの構成
3.レジュメ作りのコツ
この記事の信頼性
執筆者は院生で、国内・国際学会での発表をこなしてきた
ゼミの補助業務で、学部生にレジュメの作り方をアドバイスしてきた
大学の、少人数の講義やゼミで使う資料に「レジュメ(ハンドアウト)」があります。
一般的に、レジュメを作るためにパソコンのWordソフトを使うのですが、この作業になれていない学生さんも多かったり。
ただ結論、大学でのレジュメ(ハンドアウト)の作り方は、3つの基本・3つのポイント・3つのコツをおさえればOKです。


▼パワーポイントで発表する場合はこちらをどうぞっ▼
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【テンプレ付】卒論発表まで使えるパワーポイントの作り方
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大学におけるレジュメの作り方の基本
レジュメ(ハンドアウト)とは、自身の発表内容を要約した資料です。
このレジュメの作り方の基本は3つあります。
- 基本1:用紙サイズはA4、作業はWordで行う
- 基本2:タイトル・本論・参考文献で構成
- 基本3:ページ数を入れて、人数分を印刷
Wordで、最低限使うところをあげつつ解説していきますね。
基本1:A4サイズに設定してWordで作る
一般的な配布資料ではA4用紙を使用するので、このA4サイズで作成します。
そして、大学のPCの大半はWindowsなので、Windowsに搭載されている「Word」というオフィスソフトで作業します。
サイズの確認は、Word画面上側の「ページレイアウト」>「(ページ設定)サイズ」とクリックして、「A4(210×297)」になってたらOKです。
基本2:タイトル・本論・参考文献で構成
大学で作るレジュメの基本構成は、レポートと同じになります。
- タイトル
- はじめ
- 各論
- おわり
- 参考文献
の順で書いていくわけですね。
▼レポート課題(書評)の書き方はこちら▼
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大学での書評レポート(テキスト批評)の書き方【例・テンプレート有】
続きを見る
基本3:ページ番号を入れて人数分を印刷する
構成部分を書き終えたら、レジュメ下にページ番号を入力します。
ページ番号は、Word画面上側の「挿入」>「(ヘッダーとフッター)ページ番号」>「ページの下部」と進み、表示されたいずれかを選んだらOKです。
ページ番号が入力できたら、人数分の印刷をして完成です。
印刷は、Word画面上側の「ファイル」>「印刷」と進むとできます。
「A4サイズ」になっているか、「部数」を人数分にセットしたかを確認しましょう。
Wordで作るレジュメの構成:サンプルから解説
先ほどの「基本2」で示したレジュメの構成を、さらにほりさげてみます。
レジュメの構成は、以下の3つのポイントをおさえるのが大事です。
- 書き方(書式)は統一する
- 要点だけを書く
- 引用したら出典をだす
以上の例はシンプルすぎるのですが、基本とポイントは外していないので、サンプルにはなります。

ポイント1:書き方(書式)は統一する
統一すべき書き方(書式)は、フォントとフォントサイズ、番号の振り方の3つです。
一般的なレジュメのフォントは、
フォント | サイズ | 修飾 | |
タイトル | ゴシック | 14 | ボールド |
見出し | ゴシック | 12 | ボールド |
小見出し | ゴシック | 11 | ボールド |
本文 | 明朝 | 11 | |
氏名等 | 明朝 | 10 |
となっていることが多いですね。
番号の振り方の統一とは、「1.はじめに」「2:各論」「3・おわりに」のような、表記のブレをなくすことです。

ポイント2:要点だけを書く
レジュメには、発表の要点だけを短く書いていきましょう。
作り方としては、
- キーワードを抜きだして、箇条書きでまとめると読みやすくなります。
- 1つの要点につき文章を3行までにすれば、読み手に整った印象を与えます。
- 適度に改行してレジュメに余白を作ると、より読みやすさが増します。

ポイント3:引用したら出典をだす
レジュメ内で引用したところには、出典を記載しましょう。
というのも、どこのデータなのかが一目でわかれば、スムーズに読み進められるからですね。
例えば、図表を使ったときには、図表の下に「出典:引用元「資料名」」と書いて、参考文献で詳細な情報を書くのがオススメです。


大学で作るWordのレジュメのコツ
以上のポイントをおさえたうえで、レジュメの見栄えをさらによくするコツが3つあります。
- 記号を使って整理する
- インデントを使う
- ワンパラグラフ・ワンアイデアにする

コツ1:記号を使って整理する
レジュメでは、記号を使って内容を整理しても大丈夫です。
理由は、レポート課題のような文章ではなく、あくまで文章を要約した配布資料だからですね。
文頭の注目部分に、
「✓」「※」「*」「☆」
つまり、なので、などの接続詞代わりに、
「→」「⇒」「↓」「⇓」
比較などには、
「=」「≠」「≒」「⇔」
といった記号をみかけます。
あと、文字を太字(ボールド)にしたり、下線(アンダーライン)をひいたりするのも効果的です。

コツ2:インデントを使う
レジュメでは、文章のはじまりに空白をつくる「インデント」を使うと、見た目がすっきりとします。
箇条書きや短文にしても、レジュメの空白部分が少なかったら、案外読みにくいものです。。
この空白部分を増やすためのコツが、インデントの使用になるわけですね。
インデントは、操作したい部分を選んで、Word画面上側の「ページレイアウト」>「(段落)インデント」から、何文字分下げるかを入力します。
コツ3:ワンパラグラフ・ワンアイデアにする
レポートの書き方で教わる「ワンパラグラフ・ワンアイデア」は、レジュメ作りにも効果があります。
レジュメでも、一つの文で一つのことだけをつたえるようにするとわかりやすいわけですね。


▼コツ3:パラグラフライティングのわかりやすい解説本はこちらっ▼
まとめ:大学でWordのレジュメの作り方になれよう
今回は、大学生に向けたレジュメ作りの基本・ポイント・コツについてお話ししてきました。
記事内容をまとめると、
- Wordでの作業がレジュメ作りの基本
- 3つの基本、3つのポイントを覚えたらOK
- コツまでおさえたらカンペキ
となります。
レジュメの作り方を覚えると、作りやすさだけでなく、発表しやすくもなります。パワポの解説記事でも同じことを書きましたね。
Wordで作るというと、少しむずかしそうですが、実際はシンプルな操作だけ覚えればOKです。


▼「大学の勉強についていけない学生に向けたロードマップ(対策編)」はこちら▼
第10回
大学でのレジュメ(配布資料)の作り方
第11回
卒論まで使えるパワーポイントの作り方
ブレイクタイム3
大学生ならもっておきたいクレジットカード
第12回
書評(読書)レポートの書き方
第13回
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第15回
大学での期末試験の種類とコツ
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