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【アピールか】SNSは就活に影響するのか【鍵垢か】

2020-08-25

 

この記事では、今使っているSNSが就活に与える影響を、主に取り扱っていきます。

結論は、SNSで積極的に活動=アピール、そうでもない=非公開設定(情報管理)をPR、という選択肢になります。

 

想定読者さん

企業の人事担当者は、SNSをチェックするのか知りたい

チェックする場合、どこを調べるのか知りたい

SNSの活動が、就活でプラスになるのか知りたい

という想定のもと。

 

ななさん
SNSチェックサービスの存在、人事担当者がチェックしたい箇所と、企業がSNSユーザーに期待することの三点を解説します。

 

2020年以降の人事担当がSNSをチェックする方法

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普通に考えて、就活学生や求人応募者のSNSを調べるなんて、とてつもない手間がかかるはず。

ただ、その手間を最大限おさえて、SNSを調べる企業もあるようです。

 

例えば、こんな記事があったりします。

「あなたの“素顔”が丸裸!? 求職者の「SNSチェック」サービスが登場...個人情報の扱いも聞いてみた」(FNNプライムオンライン)

「人事にSNSは見られている! 就活中に気をつけたいSNSの使い方」(マイナビニュース)

 

ななさん
SNSチェックサービスとは何かをみてみましょう

 

企業側の炎上対策:SNSチェックサービス「MiKiWaMe」

FNNプライム、マイナビ双方のニュースで登場するのが、「MiKiWaMe(ミキワメ・見極め)」という企業です。

 

企業概要を引用すると、

社会的にも注目されている 採用リスク・労務トラブルを未然に防ぐ

現在、採用市場は人手不足であり、各企業様はあの手この手と施策を打っています。その努力も報われず問題社員を採用してしまい大きなトラブルとなっていることはニュースなどでご存知かと思います。

その採用リスクの高い人材を入社前にWEB・SNSを中心に把握することにより、入社後に起きる可能性があるトラブルを未然に防ぐサービスです。

「Web・SNSチェックならMiKiWaMe (ミキワメ) | リファレンスチェック・WEB風評被害サービス」

と、ウェブ上でのいわゆる炎上による企業の損害を防ぐためのサービスが「SNSのチェック」になるようです。

 

確かに、SNSで何かあって炎上、というニュースは今にはじまったわけではなく。

その度に、やらかした当人はもちろん、企業も打撃を受けている時代なので。。

企業側にとっては、まさに願ったり叶ったりのサービスといえる気がします。

 

就活学生のSNSに対する、具体的なチェック項目

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SNSチェックサービス「MiKiWaMe」は、就活生の何をチェックするのでしょうか。

 

具体的なチェック項目は、FNNプライムの記事が参考になります。こちらも引用すると、

調査対象者の個人情報、本人かどうかの信憑性、フォロワー数などが記載されている。そして「ネガティブ要素」として、攻撃性や自己顕示など5つのカテゴリを5段階評価するほか、「注意すべき投稿」として投稿内容の問題性にも触れる。このほか「ポジティブ要素」の欄もあり、これらの要素を総合的に分析して、採用リスクなどを判定するという。

「あなたの“素顔”が丸裸!? 求職者の「SNSチェック」サービスが登場...個人情報の扱いも聞いてみた」(FNNプライムオンライン)

とあり。やり過ぎじゃないだろうかと思わなくもない。。

 

さらに、

……SNSは全てをカバーできるように調べますし、ウェブでは、YahooやGoogleなどの検索エンジンだけではなく、通常はアクセスできないインターネット群なども調べます。ただ、LINEなどのチャットアプリ、個々のやり取りは調査対象外となります。調査対象に含まれるのは、あくまでウェブ上で確認できるものとなります。

同上

と、ミキワメ側も、調べられるものは徹底的に調べるというスタンス。

 

りくくん
「通常はアクセスできないインターネット群」という、あいまいな文言が怖い。。

 

もちろん、アカウント特定できなかったり、複数のアカウントを探しきれない場合もあるそうなので、全部が全部わかるわけではないものの。

それでも、みられることに抵抗を感じる人も多いと思います。自分もいい気分はしないですし。。

ただ、MiKiWaMeも、依頼する企業も、調べたいことを突き付ければ一つで。

それは、SNS利用者の「ネットリテラシー」になります。

 

人事は、SNS利用者の「ネットリテラシー」をみたい

人事担当者も、好きで他人のSNSアカウントをみているのではなくって。業務の一環として調べているに過ぎないわけです。

そう考えると、「選考する(人数をしぼる)」観点から「悪いことが書かれている可能性」を調べている、と判断するのが合理的だと思います。企業によるエゴサーチといえるでしょうか。

 

実際、MiKiWaMe側の評価方法も、

非公開・やっていないと判断した場合は、情報管理に長けた人、SNSなどに興味がない人として評価させていただいております。不公平感がある評価は出ないと考えています。例えば、SNSなどからポジティブな情報が確認されれば、プラス評価をさせていただきますし、逆にSNSをやらなかったとしても、マイナス評価として報告することはございません

同上

と、あくまでもネガティブな情報発信に限って、マイナスをつけるものになるようです。

 

そう考えると、企業側が見極めたいのは、SNSの運用能力というよりも情報管理。

つまり、ネット上の情報・活動を適切に判断できる「ネットリテラシー」の有無に収れんしていきます。

 

SNSが就活のプラス材料になる具体例

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SNSを調べる=ネットリテラシーを調べる、という企業側の事情をふまえて。

具体的に、就活のプラス材料になりえるSNSの使いかたとは何でしょうか。

 

ネットリテラシーは確実に評価される

まずは今述べた、ネットリテラシーにもとづく運用は評価される点になるでしょう。

 

先ほどの、SNSチェックの評価基準でも、「非公開・やっていないと判断した場合は、情報管理に長けた人、SNSなどに興味がない人として評価」とありました。

SNSをしていない人を「興味がない人」とするならば。

例えば、アカウントの非公開設定やそもそも特定されない人は、「情報管理に長けた人」と評価されると推測できますね。

なので、これまで通りの対策として、鍵アカウントや気になる箇所の削除をすれば大丈夫でしょう。

 

ななさん
この2~3年、ネット上のトラブルを扱う書籍が、「スマホ」から「SNS」を対象とする方向にシフトした印象があります

 

上の本はどちらも、SNSでのトラブルに焦点をあてていて、情報管理の重要性を伝えていますが。

需要がなければ、こうした本の出版はないわけなので。。

就活本とは別に、トラブルに対する見識を、書籍でもたくわえておくことは大事だといえます。

 

一方で、トラブルなく運用し、さらには大きな影響力をもったり、独自に収益をあげているようなユーザーの存在は、どういった位置づけになるのでしょうか。

 

SNS運用ができる人=企業が求める人材?

企業側では、SNS上で影響力をもつ、また収益化を果たしているユーザーを、どう評価しているのでしょうか。

 

SNSユーザーの収益化をはかる資料として、「インフルエンサーマーケティング」という概念があります。

このインフルエンサーとは、「SNS上で活動して、他のユーザーへの影響力をもつ人」になりますね。

そして、企業がインフルエンサーに広告料を支払うことで成立するのが、インフルエンサーマーケティングになります。

 

この市場規模を調査した、デジタルインファクト社による定義では、

広告主企業が国内向けマーケティング活動において、インフルエンサーによるオンライン上での自社製品・サービスを訴求する活動に対して支払う費用の年間総額を、インフルエンサーマーケティング市場と定義し、その市場規模の推計・予測値を算出

「インフルエンサーマーケティングの市場規模、2018年は219億円と推定、2028年には933億円に」(デジタルインファクト)

 

とあります。

そして、この市場規模は年々増大しており、今後も成長が持続する見込みです。

【インフルエンサーマーケティング市場規模 2017年-2028年】

インフルエンサーマーケティング市場規模調査

同上

 

ネットリテラシーとともに、企業は、広告塔としてSNS運用ができる人材を求めている立場にもあるといえます。

 

ななさん
例えば、以下の本では、企業によるSNS運用の具体例と、その運用に必要な情報を提供しています

 

SNSチェックサービスのミキワメが示唆する評価項目をみても、

セルフブランディング(自己発信)に長けているか。文章力があるか。フォロワーがついていて発言に影響力があるか……

……例えば、仕事面で考えても、ビジネス関連の人との食事写真をアップする。セミナーに参加している。ビジネス本などの感想を要約して記載している。スクールに通ったり、体力をつけるために筋トレしていることを掲載するなど、さまざまあります。人事の方が見て、人脈がある人物であると想定できたり、自己成長に長けた人物であると想定できたりすると良いかもしれません

「あなたの“素顔”が丸裸!? 求職者の「SNSチェック」サービスが登場...個人情報の扱いも聞いてみた」(FNNプライムオンライン)

と、インフルエンサーに共通する特徴があげられています。

この特徴に「人事の方が見て」という点を加えると、企業が求める人材像が浮上しそうです。

 

求める人材像:ユニスタイルのES分析

より具体的に、企業が求める人材像を知るには、内定者の事例を知るのが一番です。

そこで、「unistyle(ユニスタイル)」というサイトを活用してみましょう。

 

「自己PR・志望動機、ES書くなら就職活動支援サイトunistyle」

 

ユニスタイルでは、内定者・選考通過者のエントリーシート(ES)を無料で公開しています。

そのESの数は43165枚(更新日時点)と、圧倒的な数字。

 

ESをみることで、SNSユーザーが、ネット上での活動をどうアピールし、内定・選考通過となったのかを知ることができます。

そこでは、ネットリテラシーとは別のかたちで、自己PRがされているでしょう。

無料で登録できるので、ESをチェックして、過去の事例を分析してみることをオススメします。

 

ユニスタイルのサイトはこちら

 

まとめ:PRできる人はPRを、そうじゃなければロックしておく

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ここまで、SNSチェックサービス「MiKiWaMe」の存在、チェックを通して人事担当者が知りたいこと、そして企業がSNSユーザーに期待することを解説してきました。

 

やはり、チェックされる可能性があるのは気になりますが、常識的な投稿であれば影響は受けないといえます。

なので、結論としては。

SNS上で積極的に活動しているならば、その点をPRしてもいいでしょう。

 

PRの際には下の本で、企業によるSNS運用を知っておくと、より効果的でしょう。

企業側の視点を備えられるからです。

 

この記事とは別に、自己PRについて考察したものもあるので、参考までに。

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もう一つ、無難な対応としては、非公開設定になります。

今日では、ネットリテラシーの観点からプラス材料になりそうです。

ただしその際は、ネット上のトラブルに関する見識もまた備えておく必要があるでしょう。

 

もし、SNSとネットリテラシーの関係を知っておきたいなら、この本を読んでみてください。

一般的な争点がわかります。

 

もし、過去に社会を騒がせた炎上案件の発生と対策を知りたいなら、こちらの本を読んでみてください。

リアルな対策方法が明らかになります。

 

以上、今使っているSNSが就活に与える影響の話でした。

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