
以上の疑問にお答えします。
本記事の内容
運転免許を取らないと損する理由
運転免許を取る際に考えるべき点
取るなら通学と合宿のどちらがいい?
まず、運転免許の年齢別の取得率(保有率)をみてみましょう。

引用:内閣府『令和2年版交通安全白書』
運転免許の取得率(%)は男女の平均値で、大学卒業後の年齢層でグッと伸びているのがわかります。
以下の本文でご説明しますが、結論、「運転免許を大学生で取らない」という選択をするのは損だというのが、本記事の見解です。


運転免許を取らないと損する5つの理由
運転免許を取らないと、以下の理由で損します。
運転免許を取らないと損する理由
- 身分証明書として運転免許証が使えない
- (低リスク化が進んでいるのに)自動車を運転できない
- 大学生のうちなら教習所の費用は親が出してくれる
- 卒業後、通勤ではなく社用車を使う可能性がある
- もし自動運転になっても運転免許証は必要
ちなみに、上の理由をひっくり返したら「運転免許を取らないでいい」という主張になります。


理由1 身分証明書として運転免許証が使えない
運転免許証は身分証明書として幅広く使われるので、使えないと不便です。
運転免許証を使う場面
- スーパーの年齢確認
- 住民票など公的書類の手続き
- 銀行口座の開設
- クレジットカードの作成、などなど
いずれも、例えば政府が推進中のマイナンバーカードでもOKです
ただし、カードの2020年12月時点での普及率は「24.6%」です。
そのため、本人確認で「免許証はおもちですか?」と聞かれても、「マイナンバーカードは?」と聞かれることはまずないです。

ただ、街中ではそれで済みますが、オンラインで銀行口座やクレカを作るとき、マイナンバーカードだと面倒ですよ。
運転免許証だとオンライン手続きをはぶける
具体的には、オンライン手続きの際に、運転免許証だと番号を入力する項目が用意されていることが多いです。
ただ、マイナンバーカードの番号を入力する項目はまず用意されていません。
そうなると、カードの裏表・写真をアップロードする必要がでてきます。


理由2 (低リスク化が進んでいるのに)自動車を運転できない
自動車運転をすると、どうしても交通事故のリスクがあります。
それは、日々の自動車事故のニュースでみかける通りです。
ただ、日本における自動車事故の「発生件数」「負傷者数」「死者数」はいずれも減少傾向にあります。
自動車事故のリスクはむしろ下がっている
例えば、三井住友海上が出している「自動車事故の発生状況(1994-2019)」をみると、以下の通りです。
発生件数:1,183,627年(2004年)→580,850件(2019年)
負傷者数:952,720人(2004年)→472,165人(2019年)
死者数:8,757人(2002年)→3,694人(2019年)
あとでご説明する「自動運転化」をみすえ、自動車の安全機能が今後ますます進化していくのは間違いないです。
加えて、飲酒・あおり運転への厳罰化という流れもあります。


理由3 大学生のうちなら教習所の費用は親が出してくれる
「結局、大学生のうちに自動車免許を取ったけどまだ運転したことない」、都市部ではよく聞く話です。
あわせて、たいていの親御さんは、進学時に「お金出してあげるから運転免許だけは取っておきなさい」といってきます。
そして、この流れをバカバカしいと感じる大学生の方は、次のようにいいます。
「運転免許は社会人になって、必要にせまられたときに取ればOK」と。
ということでもう一度、運転免許の年齢別の取得率(保有率)をみてみましょう。

引用:内閣府『令和2年版交通安全白書』
運転免許の所有率(%)は男女の平均値で、大学卒業後の25~29歳という年齢層でグッと伸びているのがわかります。
その後も増加していった結果、45~49歳のピークでは「94.5%」の人が運転免許を取っているわけですね。
考えられる要因はもちろん「社会人になって、必要にせまられたから取った」になるでしょう。


理由4 卒業後、通勤以外のかたちで車を使う可能性がある
「都市部での移動は電車や自転車のほうがいい」
この考え方はその通りだと思います(好んで渋滞に巻き込まれる人はいませんっ)。
ただ、通勤・通学以外のかたちで車を使う可能性がある、という点は考慮しておいたほうがいいです。
自分は自動車を使わなくても会社の事情で使う
繰り返しですが、運転免許の所有率(%)は大学卒業後の年齢層でグッと伸びます。
例えば、卒業して就職したあと、営業など社用車を使う部署になれば、免許が求められることが予想できます。
そして、地方に就職・転勤するとなったら、自動車は必要不可欠な存在です。
つまり、自分は使う気がなくても、会社の事情で使わざるを得ないことはままあるわけですね。


車を所有するかたちもマイカー以外が増えている
また、車を所有するかたちも、マイカー一択という状況から変わってきています。
車の所有形態
必要にあわせて「レンタカー」
1台を共同利用する「カーシェアリング」
所有する期間を決めておく「カーリース」
などなど。
つまり「マイカーはお金がかかるけど、カーシェアやリースなら使ってみようかな」という感覚になってきたわけですね。

理由5 もし自動運転になっても運転免許証は必要
いずれ「自動運転」に切り替わる点も、運転免許を取らないでいいという主張のなかにあります。
ただ、自動運転に一律で切り替わるわけではないので、まだまだ運転免許証は必要です。
というのも、2025年に自動運転化という政府目標も、あくまで高速道路限定の話だからですね。
一般道での利用や、運転者がシステムという場合の責任をしめすための法整備は、まだまだ検討段階。
また、想定される普及率をみても、運転アシストにとどまる車両が広く普及するのは2030年代~45年の話です。


運転免許を取るときに考えるべき点
以上、大学生で運転免許を取らないと損する5つの理由をみてきました。


自動車学校に行く前に考えること
AT車とMT車のどっちを取るか
自動車学校に「学割」がきくかどうか
いつ自動車学校に通学するか
AT車とMT車のどっちを取るか
運転免許は、ザックリわけるとAT⾞限定とMT⾞も運転可な免許の2種類があります。
普通車の種類
- AT車 オートマチックトランスミッション(オートマ)
・ギアが自動で切り替わる自動車
・普通車、軽自動車の主流はコチラ - MT車 マニュアルトランスミッション(マニュアル)
・ギアを手動で切り替える自動車
・軽トラック・大型車だとMT車が多い
ギアは、自動車の速度や動作にかかわる部位で、それを操作するのが運転席脇のシフトレバーになります。
このギアの操作が、AT車だとシンプルでMT車だと複雑になるわけですね。


自動車学校に「学割」がきくかどうか
自動車学校によっては「学割」があります。
自動車学校の学割・特典
- 学生料金になる
- 高価格帯のプランが安くなる
- 入学時のお祝い金がある
- 早期卒業でギフト券プレゼント
などなど。

いつ自動車学校に通うのか
ご自身が、いつ自動車学校に通うのか、という点もポイントです。
少なくとも、運転免許を春休み・夏休み期間に取るのか、学期中に取るのかは考えておいたほうがいいですよ。
というのも、新学期が始まってしまうと通学というかたちにならざるをえないからですね。
次にふれますが、通学と合宿免許では、期間・料金ともにまったく変わってきます。
例えば、いつでもOKな「通学」の場合だと、短期間でとれるコースほど高くなる傾向があります。
逆に、春休みや夏休みじゃないとむずかしい「合宿免許」では、短期間のほうが安いという特徴があります。


おすすめの自動車学校のプラン
AT車限定の免許を取る
学割のある自動車学校を選ぶ
合宿で免許を取得する

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・早割・学割・グループ割とネット割で最大18,000円の割引がある
・割引にくわえてTポイントもたまる
まとめ:大学生のうちに運転免許を取らないと損
今回は、大学生のうちに運転免許を取らないと損する理由をお話してきました。
記事内容をまとめると、
- 運転免許の取得率は、卒業後の年齢層でグッと伸びる
- 取るなら、大学生のうちだと時間・費用ともにお得
- おすすめは「AT限定・学割あり・合宿免許」
となります。
普通に通学すると25万円ほどです。
ただ、合宿免許で「AT限定・学割あり」だと、20万以下のプランがたくさんヒットしますよ。

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