単位の取り方 大学生のスキル

【テンプレ付】卒論発表まで使えるパワーポイントの作り方

2020-11-06

パワーポイントの作り方

 

大学の課題をパワーポイントで発表するんだけど、基本的な作り方を知りたいな

 

こんな疑問を解決します(すぐに見本をみたい方は「こちら」(見本の箇所までジャンプします))。

 

本記事の内容

1.パワーポイントのスライド・書式の基本

2.見やすいスライドの作り方と見本

3.スライド構成のテンプレート:卒論を事例に

 

この記事の信頼性

執筆者は院生で、国内・国際学会での発表をこなしてきた

ゼミの補助業務で、学部生にパワポの作り方をアドバイスしてきた

 

大学で、講義の課題や卒論制作時にパワーポイントでの発表を求められて、困っている学生さんをよくみかけます。

 

なぜ困るかというと、ネットでは社会人向けの情報が多く、学生向けでも手が込みすぎていて途中でつまるから。。かくいう自分もそうでしたっ。

 

ただ結論、パワーポイント(パワポ)の作り方の基本はシンプルで、基本さえ身につければ卒論の発表会まで使いまわせます

 

ななさん
そこで本記事では、大学生向けにパワーポイントの作り方を解説します
りくくん
パワポの見本と、卒論を事例にした構成(テンプレート)もつけました。参考になれば嬉しいです

 

パワポのスライド・書式の基本

パワーポイントの作り方

パワーポイントのスライド・書式の基本は3つです。

 

  • 基本1:スライドサイズは4:3
  • 基本2:フォントはメイリオ(Windows)かNoto sans JP(Mac)
  • 基本3:スライドで使う色は3色まで

 

一つずつ解説していきますね。

 

基本1:スライドサイズは4:3(標準)に

パワーポイントのスライドには「4:3(標準)」と「16:9(ワイド)」の2サイズがあります。

 

見栄えは16:9のほうがいいのですが、4:3を選んでおくのが基本です。

 

なぜかというと、プロジェクター(パワポを映す機器)が、16:9に対応していない場合があるためですね。

 

ななさん
事務の人に、発表する部屋のプロジェクターの仕様を聞いておけばOKです
りくくん
ワイド対応ならば、見栄えがよくなるので16:9にしましょう

 

基本2:フォントはメイリオかNoto sans JP

パワポの定番フォントは、Windowsだと「メイリオ」、Macだと「Noto Sans JP」になります。

 

明朝体やゴシック体は、レジュメ・レポートでは定番フォントですが、パワポでは若干見劣りします。。

 

ななさん
パワポでは、使用するフォントを統一するのも基本ですね
りくくん
フォントサイズについては、卒論の箇所で説明しますっ

 

▼おまけ Windowsに「Noto sans JP」を取りこむ方法はこちら▼

アイキャッチ用画像
【Skitch代わりに】画像に矢印や文字を入れるフリーソフト「Screenpresso」

続きを見る

 

基本3:スライドに使う色は3色まで

スライドでは、文字色の「黒」、強調点1に「赤」、強調点2では「青」を使うのが無難です。

 

三色ボールペンの色だとなじみがありますし、あまりカラフルだと、注意が逸れて読みにくくなるからですね。

 

この文字色をベースにして、Twitterやインスタの図解で流行っているのが以下の色合い。

 

ななさん
この配色だと、背景が真っ白でも見栄えのあるパワポが作れるのでオススメです

 

見やすいパワポのスライド

見やすいパワーポイント

各スライドについて、シンプルに3点だけおさえると、見やすくなります。

 

  • 文章は短くする
  • 図表・画像は1つだけ
  • データはフラットデザインで

 

例えば、初年次の基礎ゼミで発表する機会があった場合。

先の基本と、この3点に気をつけてつくっておけば、あとは卒論まで使いまわせるわけですね。

 

ポイント1:スライド内の文章は簡潔に

パワポづくりの基本は、図表や画像を使うことです。

 

というのも、パワポの発表はレポートと違って、聞き手の目や耳に直接はたらきかけるからですね。

 

なので、スライドでは文章をできる限り少なくして、そのぶん口頭で説明するのが望ましいです。

 

りくくん
よく、原稿は使わないほうがいいと書かれていますが、なれていないうちは使っても全然OKです
ななさん
使わない場合だと、印刷したスライドに要点を記入しておくと、言い逃すことは少なくなりますね

 

ポイント2:図表・画像は1スライドにつき1点

図表や画像は、1つのスライドにつき1点だけにしたほうがいいです。

 

というのも、一度に何もかも説明しようとすると、かえって分からなくなるからですね。。

 

例えば、2つの図表を使った比較などをする場合も、スライド下に一言そえて、次のスライドにつなげるのが有効です。

 

ななさん
レポートで「ワンパラグラフ・ワンアイデア」といわれている話の応用ですね
りくくん
図表を引用したときは、出典も忘れずに書きそえましょう~

 

ポイント3:データはシンプルな見た目に

パワポに限らず、今日の見せかたの主流は「フラットデザイン」になります。

 

フラットデザインとは、「文字や画像の立体感をなくした(フラットにした)デザイン」という意味ですね。

 

メリットは以下の通りですね。

  • 書き手 余計な装飾を気にしないぶん、サクサク作れる
  • 読み手 余計な装飾がないぶん、データに集中できる

  

基本とポイントをおさえたパワポの見本

ここまでの内容をまとめたパワーポイントのスライドの見本が以下となります。

 

スライダーの左右か、下部のスライドをクリックすると画面が動きます。

 

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ななさん
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りくくん
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スライド構成の基本:卒論を事例に

パワーポイントの作り方

学生さんがつくるパワポのスライド構成は、以下が基本形です。

 

  1. タイトル
  2. 目次
  3. はじめに(発表の目的・背景)
  4. 先行研究
  5. 各論(各章・節の説明)
  6. まとめ(総括・今後の課題)

 

それぞれのスライドで、基本となるパーツを解説しますね。

 

ななさん
なお、駆け足にならないように、1スライドあたり1分ほどを見積もっておきましょう。
りくくん
この構成をふまえて、パワポの解説本を読んだら、スピーディーに作成できますよっ。

 

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タイトルと目次

タイトル

スライド左上は次の3つで、フォントサイズは20~24ほど。

  • 講義名
  • 発表する場所
  • 西暦年/月/日

 

スライド真ん中では、フォントを大きく48~54ほど。

  • タイトル
  • ー副題ー

 

スライド右下では所属先を記入、フォントは20~24ほど。

  • 大学名
  • 学部・学科
  • 学年・学籍番号
  • 名前

 

目次

なれないうちは、タイトルの後に全体の目次を入れておくと無難です。

 

目次以降は、スライド上部に見出しを書いておきましょう。フォントサイズは、見出しが36~40、本文は24~28ほど。

 

また、第1章から第2章のように話が切り替わるタイミングで、章タイトルだけのスライドをはさむとわかりやすいですね。

 

目的・研究背景と先行研究

目的・研究の背景

タイトルのあとには、レポートの「はじめに」で書く内容をスライドで示します。

 

  • 発表する目的=何を伝えたいのか
  • 研究(発表)の背景=どのような動機で発表したのか
  • 方法論=どのように調べたのか

 

この3点ですね。このスライドは、文章だけになっても問題ないです。

 

ななさん
とはいえ、ダラダラ書いてもいけないので。。各項目は3行を目途にまとめましょう
りくくん
意外と発表時間は短いので、サクッと話して次に進むのがベストです

 

先行研究

卒論では、第1章にあたる部分ですね。

レポートにおきかえると、「議論の整理」となるでしょうか。

 

スライドの構成としては、

  • 研究史の流れ=話A→話B→話Cに展開した
  • 自分の立ち位置=自分は話Cの立場で、この考え方(概念)が発表の中心になる

 

といった話を組みこめばOKです。

 

ななさん
あくまでも各論がメインなので、自分のスタンスをサクッと表明して、次に進んでいきましょう

 

各論とまとめ

各論

図表や画像を使って、見た目でパッとわかるようなスライドがベストです。

 

  • 結果1、結果2、結果3と図表でつなげていって、最後に考察
  • 時系列(90年代、00年代~)とデータを示して、年代ごとにまとめる

 

など、発表内容によって見せかたは違いますが、図表がメインになりますね。

 

注意点は、盛り込みすぎて早口になるケースです。本当に聞きづらいので、話すスピードには気をつけましょう。

 

まとめ

最後の1~2枚は、発表のまとめにあてます。

 

発表の結果をうけての結論や提言、今後の課題といった内容があてはまりますね。

 

参考文献・サイトなども、主だったものだけでいいので、最後の最後につけておくと無難です。フォントサイズは18程度で大丈夫です。

 

ななさん
ちなみに下の本は、パワーポイントの作り方を解説した本でもバツグンに読みやすいです
りくくん
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まとめ:パワポの基本を身につけて、卒論まで使いこなそう

パワーポイントの作り方

今回は、大学生向けにパワーポイントの作り方を、卒論の事例をまじえつつお話ししてきました。

 

記事内容をまとめると、

  1. パワポの基本は、スライドのサイズ、フォント、配色
  2. 文章は少なく、図表・画像を多くしてお話しする
  3. スライド構成の型(テンプレ)は卒論まで使える

となります。

 

もちろん、パワポだけをきれいにつくっても、スムーズに話せなければ効果は半減なのですが。

 

パワポの基本をおさえると、作りやすさだけでなく、話しやすくもなります

 

というのも、パワポを使った発表の場合は作ったあとに話す練習をして、パワポの内容と話し方を修正していけるからです。

また、早い段階で作り方を身につけておくと、パワポを使う機会にすごく頼られたりします。

 

ななさん
内容はシンプルなので、ぜひチャレンジしてみてください
りくくん
その他、大学生活で使える話を以下でまとめています

 

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