

銀行口座を初めて作るけど、大学生だと開設できる?作り方を知りたいな。
こんな疑問にお答えします。
大学生になって、一人暮らしをする・しない人とも、確実に必要になるのが「銀行口座」です。
仕送りの受け取りからアルバイト収入、奨学金の振込みまで、大学進学後に初めて口座を開設する機会は多いです。
とはいえ、どの銀行で作ればいいのか、口座開設に共通して必要なものなど、個別の銀行サイトではわかりにくい部分も。

そこで本記事では、大学生向けに銀行口座の作り方を解説します。
口座別の使い方から、開設に必要なもの・手順までをナビゲートっ。

大学生に必要な銀行口座の例
大学生になると、仕送りやアルバイト収入、生活費の支払いや奨学金の振込みなど、お金のやり取りが一気に増えます。
これらのやり取りにあわせて、通常、以下のような銀行口座をもつ必要性がでてきます。
大学生で銀行口座が必要な例
- 生活費を受けとる・支払う口座
- アルバイトの給料の振込先
- 大学の奨学金で銀行の指定がある
などなど。高校生のうちに銀行口座を作った人も、新たに開設する必要があるかもしれないわけですね。
生活費を受けとる・支払うための口座
一番の基礎が「生活費」のやり取りをする銀行口座となります。
例えば、親御さんからの仕送りや、JASSOの第一種・第二種奨学金の受け取りをする口座でしょうか。
JASSOの奨学金は口座の指定がないので、どんな銀行を使っても大丈夫です。
親御さんから仕送りをうける場合は、親と同じ銀行口座を作ることがおすすめです。
ただ、例えば親御さんの口座が地方銀行で、自分は他の地域の大学に通うことになった場合はどうでしょうか。
まったく新しく作る場合は、以下の理由で「ゆうちょ銀行」がおすすめです。
郵便局が全国どこでもあるように、ゆうちょ銀行も全国に約24,000の支店窓口と約32,000のATMを展開しています。

キャッシュカードをポケットに入れておけば、たいてい出金可能です。

利便性はバツグンっ。
アルバイトの給料(バイト代)の振込口座
生活費をやり取りする口座とは別に、アルバイトのお給料の振込口座もあったほうがいいですよ。
というのも、バイト代を遊びや本代などに使うことが多いからですね。
一般的に、個人的な支出と学費をはじめとする生活費をわけるほうが、きちんとお金の管理ができます。
とくに、大学生になると付き合いも増えますし、学業・娯楽ともに使うお金も増えがち。
そのため、計画的な人であっても、ついお金を使いすぎる場面がでてきてしまいます。
そこで、学業・娯楽にまわすアルバイト代の口座をわけておくと、無駄遣いを防止する意味で効果的となりますよ。
大学独自の奨学金などで銀行の指定がある
また、お金を受けとるとき(振込先)に、銀行口座を指定されるケースもありますよ。
例えば、大学独自の奨学金や先ほどのアルバイト代などですね。
地方の大学に行くと、奨学金・アルバイト代ともに、地方銀行を振込先に指定されることが多いはず。

この場合は、口座を開設するしか道無し。。

ということで、以下で口座開設の手続きを確認しましょう~。
銀行口座の開設に必要なもの
銀行口座を作るとき、大事なのは「銀行口座の開設に必要なものを忘れない」ことです。
理由はシンプルで、一つでも欠けたら作れないからですね。

自宅と銀行の往復を「面倒くさい」と思わない人はいませんっ。

必要なものはメモなりで控えておくと便利ですね。
1 本人確認書類
本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードなどが一般的。
銀行口座なみに本人確認があるクレジットカードだと、以下のようなものが必要です。
つまり、生年月日や住所とあわせて、顔写真で身分証明ができる書類が無難ですよ。
2 印鑑(シャチハタ以外)
脱ハンコが進む時代ながら、本人確認書類とならんで、印鑑は銀行口座の開設に必要なものとなります。
ただ、配達物の受け取りに便利なシャチハタ(朱肉がいらないハンコ)は、口座開設時に使えないこともしばしば。
そのため、100均のものでいいので、名字の入った印鑑をもっておくと便利ですよ。
なお、銀行口座の開設に使った印鑑は忘れないようにしましょう。
というのも、銀行の場合だと、口座を作るのに使った「お届け印」の確認をする機会があったりするからです。
この確認時には、同じ印鑑でなければ認められず、手続きが進まないというトラブルも。

中の人は、確認が進まずイライラした記憶があります。

自分にとってわかりやすい印鑑を使いましょう~。
3 口座に振り込むお金
銀行口座を作るときには、1,000円ほどのお金を用意しておきましょう。
というのも「おいくらほど振りこまれますか?」と、口座(銀行)の利用を確認されるためです。
当然、使わない人の口座には管理費がかさむだけなので「0円です」と回答するのはNG。
ひとまず、1,000円あればサブスク(定額課金)1ヶ月ぶんにはなりますね。
4 口座開設の理由
お金とあわせて、口座開設の理由を聞かれる場合があります。
大学生で銀行口座が必要な理由(例)を再掲すると、次の3つとなりますよ。
大学生で銀行口座が必要な例
- 生活費を受けとる・支払う口座
- アルバイトの給料の振込先
- 大学の奨学金で銀行の指定がある
つまり、生活費やアルバイト代・奨学金のやり取りで必要な口座となるわけですね。
質問の目的は、銀行口座を使う意図を確かめることなので、使うことをお伝えしましょう。
5 暗証番号
最後に、4桁の暗証番号を考えておくと完璧です。
銀行・ATMの利用で、暗証番号を使わないことはありません。
もちろん、他人がわかる番号だと意味がないので、生年月日のような簡単な番号は避けましょう。
初めての銀行口座:開設までの手順
銀行口座の開設に必要なものをそろえたら、次は実践です。
現在、口座を作るといったとき「店頭窓口」と「インターネット」の2つの選択肢があります。
店頭で口座開設する場合
一般的に想定される、銀行員さんとお話しながら口座を作るケースですね。
店頭の場合、日常の利便性を考えて、住んでいる場所近くにある銀行(支店)の口座開設をおすすめします。
もし、必要なものがそろってなかった場合も、近くの銀行だったらすぐに用意できますよ。
具体的な流れは、以下の通りです。
手続き自体は簡単ですし、銀行員さんに確認しながら進めることもできますよ。
ただし時間は、その日の混雑の度合いによって、30分ですむこともあれば1時間かかる場合もあります。
また、法律で銀行の営業時間は「午前9時~午後3時」と決められています(一部、午後4時までの銀行もあり)。
そのため、店頭窓口で口座を作るときは、時間に余裕をもって銀行に行きましょうね。
ネットで口座開設する場合
ネットだと、営業時間を気にせずにすむので、店頭窓口よりもサクッと口座開設ができますね。
具体的な手順は、各銀行によって違うので、実際のホームページの確認をおすすめします。
とはいえ、ネットバンキング用のページでは申し込み手順が細かく書かれているので、迷うことはないですよ。
一点だけ注意が必要なのは、免許証やマイナンバーカードなど、顔写真のある本人確認書類を使うことです。
というのも、顔写真がないと、確実に本人確認をするために追加の書類が必要になるからですね。

余計な手間をはぶく意味でも、顔写真のある身分証がベストっ。

ちなみに、学生証は使えないので要注意ですっ。
銀行口座を開設しないデメリットは?
繰り返しになりますが、もし銀行口座を開設しないと、以下の点でデメリットをこうむります。
銀行口座を作らないデメリット
- 生活費のやり取りに手間がかかる
- お金の管理がしづらくなる
- 大学の奨学金などの制度が使えない
一言でいえば、大学生活がものすごく不便になるわけですね。
加えて、自分名義の銀行口座がないと「クレジットカードを持てない」ことも、デメリットの一つとなります。
というのも、Amazonのネット通販一つとっても、カードの有無で使いやすさは全然変わってくるからです。

クレカの重要性は、以下の記事でご紹介ですっ。
大学生のクレジットカード記事まとめ
まとめ:何事もまずは銀行口座を作ることから
ここまで大学生向けに、初めての銀行口座の作り方をお話ししてきました。
まとめると、
となります。
生活費・学費をはじめ、大学進学後には銀行口座を使う機会が一気に増えます。
いいかえると、お金を使う場面がたくさん出てくるわけですね。
そのため、自分の生活に適した銀行口座を作って、お金を適切に管理する力が必要になりますよ。

ちなみに、今日ではネットバンキングのほうが便利です。

おすすめの銀行は、以下の記事でご紹介っ。
大学生におすすめのネットバンキング(工事中。。)