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大学生の銀行口座|必要なものから手順まで作り方を解説【初めて・未成年もOK】

2021-03-08

大学生の銀行口座 初めての作り方

銀行口座を初めて作るけど、大学生だと開設できる?作り方を知りたいな。

こんな疑問にお答えします。

  • 執筆者は、2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP)の有資格者
  • 経済学修士で、二種外務員資格(日本証券業協会)の有資格者
  • 大学生に銀行口座が必要な理由
  • 銀行口座の開設に必要なもの
  • 初めての銀行口座の開設までの手順

大学生になって、一人暮らしをする・しない人とも、確実に必要になるのが「銀行口座」です。

仕送りの受け取りからアルバイト収入、奨学金の振込みまで、大学進学後に初めて口座を開設する機会は多いです。

とはいえ、どの銀行で作ればいいのか、口座開設に共通して必要なものなど、個別の銀行サイトではわかりにくい部分も。

ななさん

そこで本記事では、大学生向けに銀行口座の作り方を解説します。

口座別の使い方から、開設に必要なもの・手順までをナビゲートっ。

りくくん

大学生に必要な銀行口座の例

大学生になると、仕送りやアルバイト収入、生活費の支払いや奨学金の振込みなど、お金のやり取りが一気に増えます。

これらのやり取りにあわせて、通常、以下のような銀行口座をもつ必要性がでてきます。

大学生で銀行口座が必要な例

  • 生活費を受けとる・支払う口座
  • アルバイトの給料の振込先
  • 大学の奨学金で銀行の指定がある

 

などなど。高校生のうちに銀行口座を作った人も、新たに開設する必要があるかもしれないわけですね。

生活費を受けとる・支払うための口座

一番の基礎が「生活費」のやり取りをする銀行口座となります。

例えば、親御さんからの仕送りや、JASSOの第一種・第二種奨学金の受け取りをする口座でしょうか。

JASSOの奨学金は口座の指定がないので、どんな銀行を使っても大丈夫です。

親御さんから仕送りをうける場合は、親と同じ銀行口座を作ることがおすすめです。

ただ、例えば親御さんの口座が地方銀行で、自分は他の地域の大学に通うことになった場合はどうでしょうか。

まったく新しく作る場合は、以下の理由で「ゆうちょ銀行」がおすすめです。

  • 支店数が日本一で、全国どこでも使える
  • ATMも多く、大学・コンビニでも使える
  • ゆうちょダイレクト(インターネットバンキング)が便利
    ・ 口座間送金(電信振替)が1回100円
    ・ 月5回までは口座間送金手数料が無料

郵便局が全国どこでもあるように、ゆうちょ銀行も全国に約24,000の支店窓口と約32,000のATMを展開しています。

ななさん

キャッシュカードをポケットに入れておけば、たいてい出金可能です。

りくくん

利便性はバツグンっ。

アルバイトの給料(バイト代)の振込口座

生活費をやり取りする口座とは別に、アルバイトのお給料の振込口座もあったほうがいいですよ。

というのも、バイト代を遊びや本代などに使うことが多いからですね。

一般的に、個人的な支出と学費をはじめとする生活費をわけるほうが、きちんとお金の管理ができます。

とくに、大学生になると付き合いも増えますし、学業・娯楽ともに使うお金も増えがち。

そのため、計画的な人であっても、ついお金を使いすぎる場面がでてきてしまいます。

そこで、学業・娯楽にまわすアルバイト代の口座をわけておくと、無駄遣いを防止する意味で効果的となりますよ。

大学独自の奨学金などで銀行の指定がある

また、お金を受けとるとき(振込先)に、銀行口座を指定されるケースもありますよ。

例えば、大学独自の奨学金や先ほどのアルバイト代などですね。

地方の大学に行くと、奨学金・アルバイト代ともに、地方銀行を振込先に指定されることが多いはず。

りくくん

この場合は、口座を開設するしか道無し。。

ななさん

ということで、以下で口座開設の手続きを確認しましょう~。

銀行口座の開設に必要なもの

銀行口座を作るとき、大事なのは「銀行口座の開設に必要なものを忘れない」ことです。

理由はシンプルで、一つでも欠けたら作れないからですね。

りくくん

自宅と銀行の往復を「面倒くさい」と思わない人はいませんっ。

ななさん

必要なものはメモなりで控えておくと便利ですね。

1 本人確認書類

本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードなどが一般的。

銀行口座なみに本人確認があるクレジットカードだと、以下のようなものが必要です。

  • 運転免許証・運転経歴証明書
  • 在留カード・特別永住者証明書
  • マイナンバーカード
  • 旅券(パスポート)
  • 各種健康保険証
  • 国民年金手帳
  • 母子健康手帳
  • 印鑑登録証明書
  • 戸籍謄本・抄本
  • 住民票の写し・住民票記載事項証明書
  • 官公庁発行書類等で氏名、住居、生年月日の記載があるもの

出典:日本クレジットカード協会「クレジットカードお申込みの際のご本人確認について」

つまり、生年月日や住所とあわせて、顔写真で身分証明ができる書類が無難ですよ。

2 印鑑(シャチハタ以外)

脱ハンコが進む時代ながら、本人確認書類とならんで、印鑑は銀行口座の開設に必要なものとなります。

ただ、配達物の受け取りに便利なシャチハタ(朱肉がいらないハンコ)は、口座開設時に使えないこともしばしば。

そのため、100均のものでいいので、名字の入った印鑑をもっておくと便利ですよ。

なお、銀行口座の開設に使った印鑑は忘れないようにしましょう

というのも、銀行の場合だと、口座を作るのに使った「お届け印」の確認をする機会があったりするからです。

この確認時には、同じ印鑑でなければ認められず、手続きが進まないというトラブルも。

りくくん

中の人は、確認が進まずイライラした記憶があります。

ななさん

自分にとってわかりやすい印鑑を使いましょう~。

3 口座に振り込むお金

銀行口座を作るときには、1,000円ほどのお金を用意しておきましょう。

というのも「おいくらほど振りこまれますか?」と、口座(銀行)の利用を確認されるためです。

当然、使わない人の口座には管理費がかさむだけなので「0円です」と回答するのはNG。

ひとまず、1,000円あればサブスク(定額課金)1ヶ月ぶんにはなりますね。

4 口座開設の理由

お金とあわせて、口座開設の理由を聞かれる場合があります。

大学生で銀行口座が必要な理由(例)を再掲すると、次の3つとなりますよ。

大学生で銀行口座が必要な例

  • 生活費を受けとる・支払う口座
  • アルバイトの給料の振込先
  • 大学の奨学金で銀行の指定がある

 

つまり、生活費やアルバイト代・奨学金のやり取りで必要な口座となるわけですね。

質問の目的は、銀行口座を使う意図を確かめることなので、使うことをお伝えしましょう。

5 暗証番号

最後に、4桁の暗証番号を考えておくと完璧です。

銀行・ATMの利用で、暗証番号を使わないことはありません。

もちろん、他人がわかる番号だと意味がないので、生年月日のような簡単な番号は避けましょう

初めての銀行口座:開設までの手順

銀行口座の開設に必要なものをそろえたら、次は実践です。

現在、口座を作るといったとき「店頭窓口」「インターネット」の2つの選択肢があります。

店頭で口座開設する場合

一般的に想定される、銀行員さんとお話しながら口座を作るケースですね。

店頭の場合、日常の利便性を考えて、住んでいる場所近くにある銀行(支店)の口座開設をおすすめします。

もし、必要なものがそろってなかった場合も、近くの銀行だったらすぐに用意できますよ。

具体的な流れは、以下の通りです。

  1. 口座を作りたい銀行に行く
  2. 番号札を取って(もしくは銀行員に口座開設したい旨を話して)順番を待つ
  3. 順番がきたら、窓口で「口座開設したいのですが」と伝える
  4. 本人確認書類(身分証)や印鑑など、必要なものがそろっているか確認される
  5. 必要なものがそろっていれば「口座開設申込書」に記入していく
  6. 申込書と振込み用のお金をわたして、手続き終了
  7. 手続き時に記入した住所へ、1週間を目途にキャッシュカードが届く

手続き自体は簡単ですし、銀行員さんに確認しながら進めることもできますよ。

ただし時間は、その日の混雑の度合いによって、30分ですむこともあれば1時間かかる場合もあります。

また、法律で銀行の営業時間は「午前9時~午後3時」と決められています(一部、午後4時までの銀行もあり)。

そのため、店頭窓口で口座を作るときは、時間に余裕をもって銀行に行きましょうね。

ネットで口座開設する場合

ネットだと、営業時間を気にせずにすむので、店頭窓口よりもサクッと口座開設ができますね。

具体的な手順は、各銀行によって違うので、実際のホームページの確認をおすすめします。

とはいえ、ネットバンキング用のページでは申し込み手順が細かく書かれているので、迷うことはないですよ。

一点だけ注意が必要なのは、免許証やマイナンバーカードなど、顔写真のある本人確認書類を使うことです。

というのも、顔写真がないと、確実に本人確認をするために追加の書類が必要になるからですね。

ななさん

余計な手間をはぶく意味でも、顔写真のある身分証がベストっ。

りくくん

ちなみに、学生証は使えないので要注意ですっ。

銀行口座を開設しないデメリットは?

繰り返しになりますが、もし銀行口座を開設しないと、以下の点でデメリットをこうむります。

銀行口座を作らないデメリット

  • 生活費のやり取りに手間がかかる
  • お金の管理がしづらくなる
  • 大学の奨学金などの制度が使えない

 

一言でいえば、大学生活がものすごく不便になるわけですね。

加えて、自分名義の銀行口座がないと「クレジットカードを持てない」ことも、デメリットの一つとなります。

というのも、Amazonのネット通販一つとっても、カードの有無で使いやすさは全然変わってくるからです。

ななさん

クレカの重要性は、以下の記事でご紹介ですっ。

大学生のクレジットカード記事まとめ

まとめ:何事もまずは銀行口座を作ることから

ここまで大学生向けに、初めての銀行口座の作り方をお話ししてきました。

まとめると、

  • 大学進学後は使う口座の数が増える
  • 口座開設に必要なものと手順を知っておけば便利
  • 店頭かネット、どちらかで申し込みをする

 

となります。

生活費・学費をはじめ、大学進学後には銀行口座を使う機会が一気に増えます。

いいかえると、お金を使う場面がたくさん出てくるわけですね。

そのため、自分の生活に適した銀行口座を作って、お金を適切に管理する力が必要になりますよ。

ななさん

ちなみに、今日ではネットバンキングのほうが便利です。

りくくん

おすすめの銀行は、以下の記事でご紹介っ。

大学生におすすめのネットバンキング(工事中。。)

-マネースキル, 大学生のスキル
-作り方, , , 銀行口座