レポートの書き方 大学生のスキル

【落単】大学で単位を落とすレポートの10の特徴【注意点・要対策】

2020-07-24

単位を落とすレポート

こんにちは、りくななです。

 

大学で四年間を暮らすなかで、誰もにおとずれる期末試験。

レポート課題なので「とりあえず出したから大丈夫」。そう思って成績をみたら「落ちてるし…」。

こうした体験談をもつ人は思います。

ただ、レポート出したのに落単を繰り返して大学四年目、内定が決まったのに留年となれば大変です。

 

ななさん
本記事では、レポートを読む側の視点から、単位を落とすレポートの特徴を10個にまとめています。

 

単位を落とすレポート10の特徴

  1. 提出期限を過ぎていた
  2. 名前が入っていなかった
  3. コピペをしていた
  4. テーマがそれていた
  5. 字数を守れていなかった
  6. 感想文になっていた
  7. 参考文献がついてなかった
  8. 誤字・脱字が多かった
  9. 見た目が悪かった
  10. 単位を欲しそうにしていた

 

以上の10点を守ると、大学のレポートで単位を落とす可能性は低くなります。

最低限、整えるべき点やクリアすべき部分を明らかにしていきましょうっ。

 

▼落単を避けるためのまとめ記事はこちら▼

大学で勉強についていけない
大学の勉強についていけない学生に向けたロードマップ【後悔なき大学生活を】

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提出期限を過ぎていた

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まずは、定番中の定番「提出期限」です。

 

「決められた時間は守る」というルールは、普段の講義や試験時の入退室、そしてレポートにも共通します。

もちろん、社会生活でも大事に思われていることになります。

例えば、就職活動のとき、理由もなく面接時間に遅れた人を、採用担当者はどう判断するでしょうか。

大学教員がレポートを採用するかどうかも、同じことがいえると思います。

 

名前が入っていなかった

名前の未記入も、結構ありがちなミスです。

表紙、もしくはレポートの最初に名前が入っていなかったりして。

こうなると、誰のレポートかわからないので、採点しようがありません。

 

受講者のうち、100人中99人の名前がわかっていたとしても?

名無しのレポートに、残りの1人=自分のモノだという保証はついておらず。

そんな確認をする教員もまずいないのが普通なので、気をつけましょう。

 

ななさん
レポートの体裁は以下の記事で詳しく解説です。
大学のレポート表紙
【見本あり】大学のレポート表紙の書き方は?手書き・ワードの体裁を解説

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コピペをしていた

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コピペは、他の人の文章を勝手に使った剽窃行為として、アウトになります。

 

文章の盗用ということで、試験のカンニングとあわせて不正行為とされている場合が多々あります。

大学によっては、コピペした科目以外の単位も没収という、厳しいペナルティーがあるようです。恐ろしい。。

 

事例としては、コピペ判定ソフトで判明、似た内容のレポートが続く=友人間の使いまわし=アウト、など。

コピペ部分は、例えば日本人・留学生問わず、他の文章から浮いた感じになります。

 

経験談では、読んでいて気になった一文をGoogle検索にかけると、ウィキの一節が丸々でてきたりして。。

なので、ウィキであっても、きちんと出典を明らかにして引用という体裁をとるようにしましょう。

そうすれば、コピペで単位落とすということはないだろうと思います。多分。。

 

りくくん
例えば、レポート代行もそのまま使うと危ないかも。
レポート代行はばれる?
レポートを代わりに書いてもらうのってやばい?

続きを見る

 

テーマがそれていた

レポートに設定されたテーマと、本文の内容があっていないのもダメです。

 

次に、字数の話をするのですが、テーマがそれる人は大抵、字数が多いです。

例えば、主観的な話やエピソードをはさんだ本論部分に引っ張られて、結論がねじれる(テーマがそれる)パターンですね。

 

レポートは、設定されたテーマにそって文章をつくるのが大前提。

なので、テーマにそった主張をする→なぜそう思うのかという理由を説明する→理由の裏付けとなるデータを示す

この流れで本論をつくってみると、テーマからそれることもなくなるはず。

 

りくくん
「レポート出したのに落単」は、課金アイテムの解説書で回避可能ですっ。
レポートの書き方の本
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字数を守れていなかった

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字数は、少なすぎるのも多すぎるのもよくないです。

 

「~について論じよ(2000字程度)」の場合、プラスマイナス10%で、1800~2200字でおさまる感じが無難。

(2000字以下)の場合だと、1800~2000字でしょうか。ここらの幅は、教員のさじ加減になりますね。

 

ただ、大きく足りない、もしくは超過している(上の設定で、1000字も書いてなかったり、逆に3000、4000字となっている)ような場合は大減点になるでしょう。

字数の超過は、前もって教員に伝えておくことでOKになる場合もありますが、できるだけ、提示された字数に近いことが望ましいです。

 

りくくん
以下、書き方のコツをまとめています。ご参照くださいっ。
大学レポートの書き方 まとめ
【誰でも書ける】大学レポートの書き方まとめ|表紙から例文・コツまで解説

続きを見る

 

感想文になっていた

「自分はこう考える」と主張しても、理由とデータがセットになっていないと感想文になります。

 

具体的には「なぜそう考えるのか」という理由の部分が、「友達とそういう話してたから」「ニュースでやってたから」。

みたいな話だと、自分の意見というよりは自分の感じたことの表明に近づきます。

先ほど書いた、テーマからそれていく系のレポートと近いのかなという印象です。

なので、やはりこちらの対策も、引用文なりデータなりで、文章に客観性をもたせることになります。

 

ななさん
下の記事で例にあげた、書評レポートでよくあるパターンですね。
アイキャッチ用画像
感想文とレポートの違いを書評レポートで解説

続きを見る

 

参考文献がついてなかった

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テーマについて何も参考にしていないとみなされ、大減点になります。

 

普通に考えると、レポートでは、講義内容をふまえたテーマが設定されます。

それなら、講義内容が参考文献の代わりになるんじゃないの?

 

という発想がでてくると思います。そしてそれは、間違ってはいないのです。

ただ、講義もまた、教員をふくめた色々な調査・研究の引用からつくられた内容になります。

なので、できればその引用元からレポートを組み立ててほしい。教員もそんな気持ちになるのではないでしょうか。

「考える力」を養うという大学教育の話にも通じる項目です。

 

ななさん
参考文献の使い方・探し方は、以下の記事をご参照っ。
アイキャッチ用画像
【文系向け】レポート用参考文献の探し方のコツ【検索サイト】

続きを見る

 

誤字・脱字が多かった

誤字・脱字は、文章を書くうえで基本的な注意点になるので、地味に点数にひびいてきます。

 

ブログ記事なりネットニュースなりをみていて、「~とあったがが」「~であるる」など。

印象はどうであれ、ミスだと思う人は多いと思います。レポートの採点にも、同じことがいえます。

似たような話として、一文がやたら長い、段落を区切っていないなど。

読みにくいなと感じさせる箇所が多いと、点数にひびくことになるでしょう。

 

見た目が悪かった

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ホッチキスでとめていない、用紙のインクがかすれているなど。レポートの外見上の問題です。

 

これだけで即アウトというわけではないかもしれませんが、印象はよくないと思います。

100人いたら2、3人はバラバラで提出していて、もう2、3人が角を折り曲げて提出といった感じでしょうか。

多分(というか確実に)、回収時にバラバラになったものを、教員側で整理する必要があるのは手間です。

そこに名無しのレポートがでてきたら、まとめてイラッとさせるようです。しかたないです、人間だもの。

 

単位を欲しそうにしていた

文章の最後に「単位ください」と書いているレポートは嫌がられる傾向にあるようです。

 

以下のような記述があります。

教員は、「単位くれ」と言われると、反射的に「やらね」と思うので、本当に単位がほしいなら絶対にこういうことを言ってはいけない。

戸田山和久、2012、『新版 論文の教室』、NHK出版

 

「やらね」とまで思われるかどうかはさておき(学部時の指導教員は「やらねえよ」っていってたような…)。

レポートの趣旨を考えると、余計な一言なのは確かで。

その意味で減点対象になることはあり得るはずです。注意しましょう。

 

まとめ

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以上が、単位を落とすレポートの10の特徴になります。

時々、読む側にまわる身としては、あったらイヤだな、もしくは良いアイデアなのにもったいないな、と思っていたので。

あらためて記事におこしてみました。

 

この記事を読まれた人の反応が、「えっ、こんなので落とされるの」なのか、「そりゃそうだ」なのか。

それは自分にはわからないながらも。

りくくん
ただ、どれかに当てはまっていたら評価低いというのは確かで。。

 

一応、期末が近づいてくると、以上の特徴に注意をうながす教員のアナウンスは、何度か耳にすると思います。

それとあわせて、落とさないように気を付ける気持ちになったら大丈夫なはず。

よい大学生活をお過ごしください。

 

▼この記事は「充実した大学生活を送るためのロードマップ・準備編」の第7回です▼

 

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